セカンドショットが2メートルについたら、「なにがなんでも入れたい!」と思うのはゴルファーのサガ。だが、同時にプレッシャーから大オーバーのミスが出やすい状況でもある。プロキャディ・伊能恵子が、グリーン上でプレッシャーを最小限にするための考え方を教えてくれた!

セカンドショット、サードショットで2メートル以内につけることができたとします。この状況、「どうしても入れたい」と考えてしまうゴルファーが多いと思います。もちろん入れたい!という気持ちは分かりますが、少し考え方を変えてみると自分自身にかけているプレッシャーが少なくなるかもしれません。

これは中西直人プロのYouTubeで、私が尊敬する清水ノリ(重憲)キャディさんも話していたことです。嬉しいことに私も同じ意見だったので今回はそのお話をしたいと思います。カップに「入れる」のか「当てる」のかの違いの話です。

画像: カップに入れるではなく、コツンと"当てる"とイメージすることでプレッシャーが減らせるかも

カップに入れるではなく、コツンと"当てる"とイメージすることでプレッシャーが減らせるかも

短いパットの際、カップに「入れる」と考えるよりも、カップの上に水が入った500ミリリットル入りのペットボトルが置いてあって、それに「当てる」と考えたほうがラクに感じると思うんです。

想像してみてください。カップの上にあるペットボトルのどこかに「当てる」イメージをするのと、カップに「入れる」と思って打つのでは、少し感覚が変わってきませんか?

イメージするのが難しいという方は、練習グリーンや家にあるパターマットの上にペットボトルを置いて、それに当てる練習を取り入れてみるといいかもしれません。当てる練習を繰り返していると実際のコースでイメージしやすくなると思いますよ。

画像: 古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

2019年からルールが改正されて、ピンを差したままパットしてもいいことになりましたよね。そうすると、ピン自体が目標になっていて、ピンがあったほうがいいというゴルファーもいます。「当てる」イメージが湧きやすいですからね。ピンよりも幅の広いペットボトルをイメージすれば、さらにプレッシャーが減らせると私は思うんです。

ちなみに男女ツアープロの中にも、グリーン上にペットボトルを置いて"当てる"練習をしている選手は意外と多くいます。プロがやっている練習だと思って、一度試してみてはいかがでしょうか?

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