各メーカーが続々とニューモデルの発表を続けているこの時期、もしクラブの買い替えを検討しているなら「“シャフト縛り”で試打してみてほしい」と言うのは、業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。

今秋はニューモデルが目白押し! 試打する際に気を付けておきたいこと

みなさんこんにちは。ギアオタク店長小倉です。今年は現在も続くコロナ渦の影響でゴルフ界は多大な影響を受けました。ツアートーナメントの中止や延期により、選手やキャディの方々はもちろん、テレビなどのメディア関係者、それを見る我々ゴルファーも今までにない環境になっています。一刻も早く収束し、気持ち良くプレーが楽しめる環境になってもらいたいと願う毎日です。

他にもゴルフ界で色濃くコロナの影響を受けているのがクラブメーカーです。昨年から開発されていたモデルは、今年初めに発表、発売することができていましたが、春以降に発表を予定していた商品は延期を余儀なくされていました。8月に入り、ようやく発表されるようになり、今年は9月から10月にかけてたくさんのメーカーから新製品が一挙に市場に出てくる今までにない状況になりそうです。

当然そうなれば、買い替えを検討しているゴルファーにとっては試打をしてどれが自分に合うかを試したくなりますよね。そのときに是非試してもらいたいのが「シャフト縛り」の試打です。

大手メーカーの最新のモデルにはカスタムシャフトのモデルが必ず用意されています。最新モデルのカスタムシャフトのラインアップは、どのクラブメーカーも大体似たものになっていますので、比較したいモデル同士に同じシャフトがラインアップされているなら是非同じモデルのシャフトで試打してみて欲しいんです。

画像: 最新モデルのカスタムシャフトのラインアップは似通っていることが多い。クラブ選びの際はなるべく同じシャフトで打ち比べるのが良いと小倉氏は言う(写真はイメージ 撮影/三木崇徳)

最新モデルのカスタムシャフトのラインアップは似通っていることが多い。クラブ選びの際はなるべく同じシャフトで打ち比べるのが良いと小倉氏は言う(写真はイメージ 撮影/三木崇徳)

そうすることによってシャフトが同じなぶん、ヘッドの性能の違いだけを体感することができますし、まったくタイミングが取れずミートできないとなれば、それはシャフトの問題であるということがはっきりします。

カスタムシャフトのスペックは比較的ハードなものが多いですので、飛距離はあまり気にせず、打ち出し方向や球の上がりやすさ、つかまり具合などをチェックしてより自分の求める性能を持っているのかを比較すると良いと思います。ヘッドが決まれば、あとはシャフトのモデルやスペックを吟味すれば良いので自分の試打で判断したい方にお勧めの試打方法です。

全部に同じシャフトがラインアップされているわけではないですのでモデルが限定されてしまうのですが、自分のスウィングに対してヘッド、シャフトそれぞれの相性を別々に選定したほうが、より自分に合ったモデルを見つけやすくなります。

ヘッドをそのままにシャフトを交換する「リシャフト」というチューニング方法がありますが、シャフトを簡単に交換できるようになったカチャカチャが普及したおかげで同じシャフトでヘッドを交換する「リヘッド」という考え方もかなり一般化されてきています。個人的にはリヘッドの観点から試打をした方が、より自分に合ったモデルに出会いやすいと思っています。

気になるモデルが複数あるようでしたら、是非シャフトラインアップに注目し、両方に同じシャフトがあったらシャフト縛りで試打してみてくださいね。

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