ツイッター上に投稿されたタイガー・ウッズの練習動画。そこに映し出されていたのは、極端にインに引き、アウトサイドから下ろす極端な打ち方。これ一体なんのため?

動画は8秒ほどとごく短いもの。ツアー会場でタイガー・ウッズが練習している姿がとらえられているのだが、問題はそのスウィングだ。

画像: タイガー・ウッズが取り入れている練習、一体なんのため?(写真は2019年のZOZOチャンピオンシップ 撮影/姉崎正)

タイガー・ウッズが取り入れている練習、一体なんのため?(写真は2019年のZOZOチャンピオンシップ 撮影/姉崎正)

通常のタイガーのスウィングとは大きく異なる、ものすごく極端にインサイドにクラブを引き、ダウンでは大きくループを描いてアウトサイドからクラブを下ろし、極めて低い位置でフィニッシュしている。

まるでバックスウィングでアウトサイドに上げ、ループを描いてダウンスウィングでプレーン上にクラブを乗せてくるマシュー・ウルフの“逆バージョン”のような打ち方をしているのだ。

この練習は一体なんのためなのか?プロゴルファー・中井学は「プロにとってはさほど珍しい練習ではないですよ」と言う。

「これはフェードボールのイメージをつける動きですね。マシュー・ウルフのようにアウトサイドに上げてインサイドに下ろす打ち方はドローボールが打ちやすいのですが、タイガーの練習はその逆です。タイガーはどちらかというと手を使うタイプのプレーヤー。手の意識が強くなり過ぎたら、こういう練習で修正するのでしょう」

また、中井は他にもこのような練習を取り入れる選手はいるといい、代表例として、往年の名選手の名前を挙げてくれた。

「代表的な選手を挙げるならば全米オープンチャンピオンのコーリー・ペイビン。ショットに入る前にタイガーのようなインサイドに引いてアウトサイドに振る動きを素振りでするんです。それでフェードを上手くコントロールしていたんですよね」

最近なんだかフックがキツい、左へのミスが出るという人は、タイガーの“逆ウルフ”練習法を試してみるといいかも!?

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