永峰咲希が、2018年のフジサンケイレディスクラシック以来のツアー2勝目を公式戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で挙げた。そんな彼女に今オフからしばしアドバイスしていたというプロコーチ・目澤秀憲に話を聞いた。

「元々は同じテーラーメイド契約ということもあって去年の6月に、何点か気になるところを話しました。そのあとのオフは1月に一度(自身の元に)来てくれて、そこから一緒に練習するようになりました」(目澤)

そう話すのは米ツアーで活躍している河本結を指導する目澤秀憲コーチ。オフシーズンに入った今年1月から永峰の練習を見るようになり、新型コロナウイルスの影響により、その後は動画やオンラインでのやり取りが続いてたそうだ。

基礎的なドリルを取り入れたり、クラブの動きと体の動きがどう関連するのかといった知識面も勉強しながら、着々と実力が伸ばしていった。目澤によれば、その成果は今回の勝利の前、8月の「ニトリレディスゴルフトーナメント」の成績にすでに現れていたという。

「『ニトリ』の少し前にコースレッスンをしたんです。状況によっての攻め方や、プレッシャーがかかってきたときにどうしたらいいのかというのをまとめて伝えていきました」(目澤)

画像: ツアー2勝目を挙げた永峰咲希(写真は2020年の日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 代表撮影/姉崎正)

ツアー2勝目を挙げた永峰咲希(写真は2020年の日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 代表撮影/姉崎正)

打ち方だけでなく、試合運びや考え方を学んだことでコースマネジメントに変化が起こり、難コースで6位タイ。結果が出たことがさらなる好結果を生む好循環に入っていったようだ。

「咲希ちゃんは頭が良くて、僕の話もいい意味で鵜呑みし過ぎないで、自分の中で消化してくれてる本当に伸び代があるプレーヤー。僕は咲希ちゃんになかったゴルフの方程式みたいなのを作ってあげた感じで、それが上手くハマってくれたのかなと思います」(目澤)

黄金世代やプラチナ世代、そのさらに下の笹生優花らの世代……と年々新たな世代が台頭してくる女子ツアーだが、まだまだ伸びしろたっぷりの25歳・永峰咲希にも注目だ!

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