タイトリストのニューモデルと目される「TSi」シリーズ。未だ詳細は明かされていないが、タイトリストによれば、すでに多くのプロたちがスイッチを果たしているようだ。

全米オープンでリリース前のTSi3ドライバーが使用率1位に

海外メジャー「全米オープン」は“ゴルフの科学者”ことブライソン・デシャンボーの勝利に終わったが、その裏でPGAツアーのドライバー勢力図にとある変化が起きていた。

タイトリストによると、同大会でタイトリスト製のドライバーを使用した選手は44名。全体の31%を占め、使用率1位を獲得。使用率のパーセンテージは契約プロの数にも左右されるが、本題はここから。その44名中の半数以上、アダム・スコットをはじめとする28名もの選手がニューモデルである「TSi」シリーズのドライバーを投入。なかでもTSi3がモデル別ドライバー使用率1位となっていたのだ。

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TSiシリーズは、9月初旬にR&A、そしてUSGAのドライバー適合リストに掲載されたタイトリストのニューモデル。現時点でドライバーはTSi2、TSi3の2種が確認され、メーカー公式SNSによる投稿などによってルックスこそ明かされているが、その性能の全貌や発売日など、多くが未だベールに包まれている。

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そんななかで多くのPGAツアープロが早々とスイッチし、海外メジャーという大舞台に投入したのは、その性能にもかなり期待が高まる情報と言えるだろう。

というのも、通常選手たちがクラブをスイッチするのはオフシーズン。しかし、2020年はコロナ禍もあり、シーズン最終戦が終わった翌々週が全米オープンという変則スケジュールだった。調整期間がほぼない中、選手たちがなにより大切なメジャーにいきなり投入するのは異例だ。

2モデルのうちPGAツアープロたちの支持を集めたのはTSi3ドライバー。ニューモデルにスイッチした28名のうち22名の選手がTSi3を選び、前述した通り全米オープンでのモデル別ドライバー使用率1位となった。

ちなみに、その前週に行われたPGAツアー開幕戦「セーフウェイオープン」でTSiにスイッチしたのはタイトリストドライバー使用プロ全42名中26名。同週開催の欧州男子ツアー「ポルトガルマスターズ」でも40名中31名がTSiシリーズを投入。全米オープンと合わせると、わずか2週でタイトリストのドライバーを使用するプロの64%がTSiへのスイッチを果たしたという。

ダスティン・ジョンソン、ジョン・ラーム、ロリー・マキロイらが使うSIMシリーズ、トニー・フィナウらが使うピンのG410シリーズ、ザンダー・シャウフェレらが使うキャロウェイのマーベリックといったモデルに加え、この秋はTSiシリーズも注目を集めそうな気配。果たしていかなるクラブなのか、情報解禁が待ち遠しい。

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