キャロウェイが2020年秋のニューモデルとして、新たに「APEX MB」、「Xフォージド CB」、そしてアイアン型UTの「Xフォージド UT」を発表した。人気シリーズのアイアンたちがどのように進化したのか、リリース情報から紐解いてみよう。

キャロウェイアイアンの中でもっとも上級者向けな「APEX MB」

各メーカーが続々とニュークラブを発表・発売している2020年秋。キャロウェイも「ビッグバーサB21」シリーズとジョーズフォージドウェッジ、マックダディCBウェッジをすでに発表・発売しているが、さらに2種のアイアン「APEX MB」、「Xフォージド CB」とアイアン型ユーティリティ「XフォージドUT」を新たに投入することが報じられた。

画像: 左からAPEX MB、Xフォージド CB、Xフォージド UT

左からAPEX MB、Xフォージド CB、Xフォージド UT

まずAPEX MBはツアープロにも好評のAPEXシリーズの中でマッスルバック形状を採用していていて、もっとも上級者向けと位置づけされているモデルとなっている。

画像: APEX MBアイアン

APEX MBアイアン

前作のAPEX MBからの最大の変更点は、バックフェースに搭載されたウェートスクリュー。これによって、重心位置を変えることなく最適なスウィングバランスに整えることを可能にしているという。

ヘッドは軟鉄鍛造で、芯をとらえるとボールに食いついて長くフェースに乗っている感触が手に残る上級者好みの仕上がり。また、フェース面の溝にはキャロウェイのウェッジに搭載されていた「20Vグルーブ」を採用することでスピン性能を高めている。

薄いトップライン、短めのブレード長とマッスルバックらしいコンパクトでシャープな形状を持つが、前作のAPEX MBよりもネックからリーディングエッジにつながるラインがよりストレートに仕上げられているという。ロフト角は7番で34度だ。

初速アップではなくフィーリングと寛容性に振り切った「Xフォージド CB」

もう1つのアイアン、Xフォージド CBは、プロや上級者に向けて設計されたキャビティバックアイアン。上級者向けなだけあって、キャビティながらシャープな仕上がりとなっている。

画像: Xフォージド CBアイアン

Xフォージド CBアイアン

性能としてはフィーリングの良さやミスヒットへの寛容性を追求するため、従来の1ピース構造から、ボディ、フェース、そして2つのタングステンウェートの「4ピース複合構造」を採用。

2つのタングステンウェートはヘッド内部トウ側、そしてバックフェース下部に搭載されており、前者によってフェースの中央に重心が来るような調整がなされ、後者によって低重心化とスイートエリアを拡大。この4ピース構造の採用によって、従来の1ピース構造では実現不可能なレベルの寛容性を獲得しているという。

さらに、フェースには新開発の「ツアーチューンド・フェース」を搭載。自身のヘッドスピードでボール初速を出せるプロや上級者にとっては不要なボールスピードを上げる技術は搭載せず、スピン性能と打感を追求。APEX MBと同様にフェースの溝には「20Vグルーブ」が採用されている。ロフト角は7番で33度となっている。

AI設計の“フラッシュフェースカップ”を搭載した「Xフォージド UT」

そしてもう1モデルが、アイアン型UTのXフォージド UT。AIが新たに設計した「フラッシュフェースカップ」を採用することで、ボール初速やボールの上がりやすさが向上。フェース面の高初速エリアも拡大していて、寛容性も高まっているという。

画像: Xフォージド UT

Xフォージド UT

中空構造となっているヘッド内部には、無駄な振動を吸収する「ウレタン・マイクロスフィア」を搭載することで飛距離性能とフィーリングを向上。バックフェース下部には、Xフォージド CBと同様にプレート状のタングステンウェートが搭載することで重心位置を最適化し高い打ち出し角を実現しているという。

ヘッド形状自体もやや長めのブレード長に広めのソールと、やさしさを感じられるような形状が採用されている。ロフト角は18、21、24度の3モデルがラインナップされている。

今回発表された3モデルとも、2020年10月23日発売予定となっている。それにしても、秋に向けて人気シリーズのニューモデルを一斉投入してきたキャロウェイ。2020年秋のニューアイアン勢力図がまた書きかわりそうだ。

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