R&AとUSGAのドライバーヘッド適合リストに、本間ゴルフのニューモデルと思われる「T//WORLD GS」という名のヘッドが掲載された。一体どのようなモデルなのか、開示されている情報をまとめつつ、予想した。

ソールには「GAIN SPEED TECHNOLOGY」と記載。スピードを重視した設計か?

本間ゴルフのニュードライバー「T//WORLD GS」なるモデルが、R&AとUSGAのドライバーヘッド適合リストにリストオンしたことが確認された。

画像: 本間ゴルフ「T//WORLD GS」

本間ゴルフ「T//WORLD GS」

適合リストの情報によれば、ロフト角のバリエーションは9.5、10.5度の2つ。兄弟モデルやレフティモデルの存在は現時点では確認できなかった。

メーカー側からのリリースがないため詳細な性能については完全に謎に包まれているが、適合リストに掲載されている画像を見ると、ヘッド後方トウ寄りの部分に「GAIN SPEED TECHNOLOGY」と記されていることが確認できる。

ゲインスピードテクノロジー、素直に受け取れば“スピードを得られる技術”となる。一体どのような技術なのか詳細は不明だが、モデル名に冠されたGSもこのテクノロジーの頭文字が由来なのだとすれば、T//WORLD GSはヘッドスピード、あるいはボール初速の性能を高めたモデルなのではないか、という推測が立つ。

そして画像からもうひとつ確認できるのが、ソールに配されたウェートの数と位置。ソール後方のややヒール寄りの部分に「9」と記された着脱可能なウェートの存在が1つ確認できる。

ウェート位置を変えることによって弾道調整を行う機能はなさそうだが、数字がウェートの重量を指しているとするならば、異なる重量帯のウェートが用意されていて、入れ替えることで性能をカスタマイズすることができそうだ。また、ネックの調節機能も確認できる。

そしてソール部のフェース面寄りの位置には、インパクト時のパフォーマンスに影響を与えるであろう溝が、フェース面の長さとほぼ同等の範囲にわたって存在する。

これは形状こそ若干異なるものの、2019年9月に発売された「T//WORLD XP-1」に搭載されていた「Wスリット」と似通っている。

前述のウェート位置に関しても、XP-1はGSと同じくソール後方ヒール寄り。「T//WORLD TR20」シリーズをはじめとするツアーワールドのアスリート向けモデルでは異なるヘッドサイズの兄弟モデルがラインナップされているが、兄弟モデルが存在しないのもXP-1との共通項と言えるから「ひょっとして後継機……?」という予感もうっすらする。

ちなみにT//WORLD XP-1は専用設計の45.25インチ短尺シャフトを採用し、ヘッド性能との組み合わせで高いミート率を実現しつつ飛距離性能も高めたアベレージ向けのモデルだった。もちろん推測の域は出ないが、もし「GS」が「XP-1」の後継だとするならアマチュアにとって要注目のモデルになりそう。引き続き続報を待ちたいところだ。

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