全米オープンが終わり、11月のマスターズへの調整期間ともいえる今、マキロイがニューシャフトのテストを行なっているようだ。その結果が凄まじい! いったいなにを使ったの?

ボール初速87.1メートル/秒!?

フジクラの海外アカウントがTwitterで“リツイート”したのは、複数のメディア関係者が投稿したマキロイのテストの模様。

マキロイの使用シャフトは三菱ケミカルのテンセイオレンジAV RAW75(TX)。なのだが、今回テストしたのはフジクラのベンタス ブラック(7X)のよう。テーラーメイドのSIMのヘッドに、45.5インチで組んでいるようだ。

画像: フジクラ「ベンタス ブラック(7X)」をテストしたロリー・マキロイ(写真は2020ねんのWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

フジクラ「ベンタス ブラック(7X)」をテストしたロリー・マキロイ(写真は2020ねんのWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

そしてなんといってもすごいのはその飛距離、というかスピード。「ボールスピードが195mph近く出ている」と書かれている。また、別の投稿では計測器に「191mph」という数字が映し出されている。

Mphはマイル/時で日本ではあまり馴染みがないが、日本でよく使われるメートル/秒に換算すれば、195mphは87.1メートル/秒に相当する。簡単にいえば、60近いヘッドスピードで最大効率のインパクトをして初めて実現可能な数値といえる。

Twitter: @FujikuraOnTour tweet

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PGAツアーの部門別データにはボールスピードの項目もあるので、まだ始まったばかりではあるが2021年のランキングを見てみると、トップの選手の平均ボールスピードは186.03mph。最速でも189.11mphだ。もちろん、レンジでの計測値ととツアーのタフなセッティングでの計測値は横並びにはできないが、それでもマキロイの191〜195mphという数字のすごさはわかる。

あくまでテストなので変えるかどうかはわからない。しかし、悲願のマスターズ制覇とグランドスラム達成に向け、マキロイの準備は虎視淡々と進んでいるようだ。

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