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日本オープンで惜しくも敗れたものの、稲森佑貴と最後まで優勝争いを繰り広げ、大会を大いに盛り上げた谷原秀人。彼が使っていたドライバーが静かな話題だ。というのも、契約先の本間ゴルフの未発表モデルと思われるクラブを使っていたからだ。しかも、なんとこのドライバー、谷原はほぼ「ぶっつけ本番」だった!?

谷原が使用した謎のドライバーについては、9月30日に「みんなのゴルフダイジェスト」で適合クラブリストに記載されたことを報じている本間の未発表モデル。ソールに「T//WORLD GS」と書かれているモデルだ。発表を前にツアーでテストを開始するのはよくあるパターンだが、このクラブに関しては驚くべきことがある。なんと、“ぶっつけ本番”での実戦投入だったというのだ。

画像1: 谷原の使ってたドライバーあれナニ!? 本間の未発表モデル「T//WORLD GS」をほぼ“ぶっつけ本番”で使っていた

谷原がこのクラブを手にしたのはなんと日本オープンの水曜日の朝。つまり、本番前日に入手し、「顔が良くて構えやすい。コントロールしやすいのに飛距離も出るから試合で使いたくなった」といきなり試合で使い、結果を出してみせたのだ。

しかも、いきなり実戦投入したのは谷原だけではない。18位タイでフィニッシュした小田孔明も、水曜日の朝に手にして、いきなり実戦投入を決めた一人。

「構えたらいい顔してるし打ったらすごく良くて、まさか日本オープンの前日に渡されて使うとは思ってなかったんだけと、曲がらないし飛距離もでるし」と小田。

谷原も小田も本間ゴルフの契約プロだから、使用すること自体に驚きはない。しかし、国内最高峰のトーナメントである日本オープンに事前準備なしでバッグインするというのは極めて異例だ。

画像: ヘッドのアップ画像。「T//WORLD GS」という文言が見える

ヘッドのアップ画像。「T//WORLD GS」という文言が見える

それは、小田に取材した際、隣にいたベテランの谷口徹が「お前らいいなぁ、鈍感で(笑)」とチクリと“谷口節”をつぶやくほど。日本オープンのようにただ飛ばせばいい試合ではない試合で、谷原、小田といった技術を駆使するベテランがいきなり使うのが驚きなのだ。

本間ゴルフには「TWORLD XP-1」という2019年9月発売のモデルと、「TWORLD TR20」という2020年3月発売のモデルがあるが、「T//WORLD GS」はどのような位置づけのクラブとなるのか? そしてその性能の詳細は? 情報が入り次第、またお伝えする予定だ。

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