日本オープンは日本一球が曲がらない男、稲森佑貴の優勝で幕を閉じた。そんななか今季好調の堀川未来夢が予選ラウンド2日目に過少申告で失格。3日目以降のプレー如何では十分優勝を狙えるポジションだっただけに悔やまれるが、堀川には気持ちを切り替える秘策があった。

昨年の日本ゴルフツアー選手権で初優勝をメジャー大会で飾っている堀川。今季もツアー再開初戦のフジサンケイクラシックで最終日に猛チャージ。星野陸也とのプレーオフには敗れはしたがゴルフの調子は良さそうだった。

それだけに日本オープンの2日目、17番が「4」のところ「3」と間違って記入しそのままスコアカードを提出し失格になったのは痛恨の極み。しかし彼にはイヤな気分を劇的に変える“魔法のツール”がある。

じつは堀川、無類のサウナ好き。ツアーを転戦するときも宿を手配する際、近くにサウナがあるかどうかが決め手になる。「コロナでツアーが中断している間、暇だったのでサウナ、スパ、健康アドバイザーの資格を取っちゃいました」と笑う。

画像: 日本オープン2日目に過少申告で失格となった堀川未来夢(写真は2020年のフジサンケイクラシック 撮影/大澤進二)

日本オープン2日目に過少申告で失格となった堀川未来夢(写真は2020年のフジサンケイクラシック 撮影/大澤進二)

「サウナは熱いし苦しいしどこがいいの? 水風呂だって入りたくないよ、という人がいますがサウナは入っている時間だけじゃないんです。僕の場合は1時間半くらい入るんですが、まずは38度のぬるめの風呂に20から30分浸かったあとサウナ10分、水風呂1、2分のローテーションを3セット」

そのあと着替えてソファーに座りボーッとしているとやがて至福のときが訪れる。

「ボーッとしてリラックスしていると脳内から幸福物質といわれるセラトニンが分泌されるんです」。セラトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで精神を安定させストレスを解消する働きがある。

「サウナに1回入って苦しいから嫌いと辞めるのはもったいない。セラトニンを味あわなくちゃ。入る温度によって交感神経と副交感神経の働きを調整することもできます。上段に入れば90度から100度の高温。この場合は交感神経が活発になるから気分を上げたいときに効果あり。逆に下段は60度から70度だから寝る前にじんわり汗をかいて副交感神経を優位にさせる。自律神経を自在にコントロールできるからサウナに入っていればストレスなんてありません」

アドバイザーの資格まで持っている堀川のこと。日本オープンの失格もサウナでスッキリ切り替え次戦に備えているに違いない。

もしかして週刊ゴルフダイジェストで近々“堀川未来夢のサウナ道”の連載がはじまる……かも?

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