14本のセッティングの中でもゴルファーの好みが大きく出るのが、アイアンセットに上に入れる番手。フェアウェイウッドやユーテリティがメジャーどころだが、「やさしさのある飛び系アイアンの長い番手に注目しています」というのは業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。詳しく話を聞いてみよう。

「やさしい飛び系ロングアイアン」の単品差しに感じる可能性!

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。このコラムで取り上げている“アイアンセットのすぐ上に位置するポジションにどんなクラブを入れるのが良いのか”という話題。結論から言えば、「好きなの入れれば良いじゃないか!」なんですが、そこを色々な角度から見てこんなクラブ入れたら面白いだろうなぁなんて想像するのも楽しいじゃないですかっ!

今回そんな想像を膨らましてくれるクラブがゼクシオブランドから発表されました。なんと0番アイアンです。正確には「ゼクシオクロスアイアン #0」。同ブランドの中ではもっとも飛距離性能を重視した設計のゼクシオクロスシリーズがモデルチェンジをするのに合わせて突如ラインアップされました。

画像: ダンロップ「ゼクシオクロスアイアン#0」

ダンロップ「ゼクシオクロスアイアン#0」

ロフト角は17度で長さは純正カーボンで39.25インチとユーティリティと比較するとロフトは非常に立った設定ですが、長さはちょっと短いぐらいの設定。重心を非常に低く深く設計しているそうなので、かなりユーティリティに近い性能を持っていると思いますが、グースネックを持つヘッド形状などアイアンとして設計されたモデルの長い番手なのですから、フェアウェイウッドやウッド型ユーティリティが苦手な方にはとても良いモデルになってくれるはずです。アイアン型ユーティリティとの違いなど細かい部分は是非今度お借りして試打をしてチェックしてみたいですね。

もともと私は個人的にお客様にアイアンの上に位置するクラブとしてアベレージ向けや飛距離を重視したアイアンの4番や5番などの単品モデルをお勧めすることがよくあります。フェアウェイウッドやユーティリティ全般が苦手な方にお勧めすることが多いのですが、ウッド系が苦手ではない方でも意外とこの手のモデルは有効です。

ユーティリティ、特にウッド系のモデルは、ロフトが多くなるとつかまり過ぎてしまうことが多く、そういった方には、アイアンのほうが狙ったところに打ち出しやすくなるんです。今年発表されたモデルですとピンのG425や、ヤマハのインプレスUD+2なんかは良いですね!

最近はこういったモデルとアイアン型ユーティリティとの差が少なくなっている気がしますので、もっとアベレージ向けアイアンの長い番手は注目されても良い気がします。メーカーさんの試打会などでは用意しているときもあるようですので、是非打てる機会がありましたら試してみてください!

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