渋野日向子をサポートし、渋野を“しぶこ”と呼ぶコーチ・青木翔は、選手を成長させるためには「まず自分を変える」ことが大切だという。果たしてどういうことか、自身の著書「打ち方は教えない」からその理由を教えてもらおう!

相手はすぐに変わらない変えられるのは自分だけ

教え子は自分を映す鏡です。とくに一緒に過ごす時間が長い親子の場合は、親の影響を如実に受けます。

だから彼らを変えたければ、まず自分が変わることを意識してください。

たとえば、結果が出なかったり壁にぶつかってしまったとき、自分以外のせいにしてしまう子が多くいます。

「今日は風が強かったから」

「頑張ったのに、相手が強かった」

このように自分と向き合わず、外側に要因を求めていては、課題を見つけて成長することは難しいでしょう。

画像: 子どもや選手の考え方を変えるためには、まず自分が変わる意識が必要だと青木はいう(写真は2019年のmeijiカップ 撮影/岡沢裕行)

子どもや選手の考え方を変えるためには、まず自分が変わる意識が必要だと青木はいう(写真は2019年のmeijiカップ 撮影/岡沢裕行)

そんな時、教える立場の人は、まず普段の自分の言動を思い返してみてください。

思い通りにいかなかったとき誰かのせいにしたり、考え方の違う人を非難したりしていませんか?

そういったことを教え子はちゃんと見ています。

彼らとのコミュニケーションを変えるだけでなく、普段の言動から自分を変える覚悟を持たなければ、彼らも変わってはくれないでしょう。

コーチはトライする姿勢を背中でも見せる

また教える立場であっても、教え子たちに結果を求めすきてはいけません。

彼らはコーチや親の操り人形ではないからです。

どんなに幼かったとしても、一人の独立した人間です。彼らの将来を、僕らが勝手に抱く夢で染めてはいけません。

選手や子どもが進みたい方向に伴走をしてあげるのが、コーチや親の役割で、その手法の一つがコーチングです。

僕らの夢を彼らに押しつけたり、それを叶えるために彼らを利用してはならないのです。

さて、僕がこれまで実践をしてきたコーチング、いかがでしたか。

明日から全部を実行するのは、なかなか難しいかもしれません。でも、これまで教えていたものを8に抑えて、2だけ教え子に考えてもらう。

これくらいならできる気がしませんか?

人生はトライ&エラーです。まずは教える側が変化するトライをしてみてください。そうすれば、教わる側もトライをするようになるでしょう。

そしてちゃんと、エラーをさせることも忘れないでください。トライさせたけど、エラーをしてほしくないというのは教える側のエゴ。

トライとエラー、どちらも成長につながる大事な要素なのです。

「打ち方は教えない。」(ゴルフダイジェスト社)より

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