10月のシュライナーズホスピタルズ以来、マスターズへ向けて調整を続けるブライソンデシャンボー。オーガスタ攻略に向けて“ゴルフの科学者”が取り組んでいることとは?

4日間で2、3本のドライバーを使う可能性も?

海外メジャー「全米オープン」を制し、次はマスターズでのグリーンジャケット獲得を狙う“ゴルフの科学者”ブライソン・デシャンボー。

10月開催の「シュライナーズ・ホスピタルズ」以降トーナメントへの出場はないが、米メディア「ゴルフウィーク」がデシャンボーに対し行ったインタビューによれば、マスターズまでの時間を「限界を押し上げる」ために費やしているのだという。

画像: マスターズへ向けて準備を進めるブライソン・デシャンボー(写真は2020年のメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

マスターズへ向けて準備を進めるブライソン・デシャンボー(写真は2020年のメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

ウェイトトレーニングやスウィングスピードを高める練習ドリル、体を休ませ整えるための休憩時間、48インチのドライバーシャフトのテスト……パフォーマンスを上げるための取り組みを正確にスケジューリングし日々取り組んでいるという。1日あたりのカロリー摂取量も5000キロカロリーを超え、日に6~7回はプロテインシェイクを飲んでいるのだとか。コロナ禍での中断開けに“巨大化”して周囲を驚かせたデシャンボーだが、マスターズではさらに一回り大きくなっているかもしれない。

また、マスターズウィークに先立ち、オーガスタで2ラウンドプレーを行ったというが、その飛距離でコースを短く感じたとコメントしている。

マスターズで投入することを示唆した48インチのドライバーについては、まだ試行錯誤段階。マスターズの4日間で2~3本の異なるシャフトを挿したドライバーを使う可能性さえあるという。

また、オーガスタ攻略のために最適なウェッジ探しにも励んでいるという。実はウェッジ探しは全米オープンに挑む際にも取り組んでいて、それが優勝につながったとデシャンボーは言う。まだオーガスタ攻略に最適なウェッジは見つかっていないようだが、「結果とそれに至るまでの旅路は私にとってとても楽しいもの」と、その過程さえもデシャンボーは楽しんでいる。まさにゴルフの科学者というべきか、上手くなるための“実験”そのものを楽しんでいるようだ。

グリーンジャケットに袖を通すのは果たして“ゴルフの科学者”となるのか。来週のオーガスタでのデシャンボーに注目だ。

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