PGAツアーのマスターズ前哨戦「ヒューストンオープン」で初日トップに立ったブラント・スネデカー。そのスウィングを見てみると……スウィングの始動の段階で右手の親指と人差し指を握っていない! これ、なんのため!?

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グリップを握る強さは小鳥を握りしめるようにとか、濡れ雑巾を絞らない程度にとか人によって感覚はマチマチだが、ブラント・スネデカーの場合は明確だ。そもそも右手の人差し指と親指は、握ってすらいない。

画像: アドレスからバックスウィングの途中まで右手の親指を離しているブラント・スネデカー (写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

アドレスからバックスウィングの途中まで右手の親指を離しているブラント・スネデカー (写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

アドレスの段階ではクラブから外し、始動の段階でもまた外したまま。これでは右手に力が入らないが、アマチュアゴルファーはそもそも右手に力が入りすぎてミスしがち。ひょっとしてアマチュアゴルファーにもいいのでは? プロゴルファーの中村修に聞いてみると、こんな答えが帰ってきた。

「右手を外して始動することで、指先が力まないので左手主導になります。右手の力が強いとどうしてもカット軌道になりやすいですが、左手主導でクラブを引っ張るように使うことができれば、オンプレーンのスウィングになりやすいと思います」(中村)

画像: カット軌道に悩むゴルファーは、まずは練習場で一度試してみては?

カット軌道に悩むゴルファーは、まずは練習場で一度試してみては?

ということは、アマチュアがマネするのもアリ? と質問を重ねてみると、大いにアリだが、ただし「まずは練習場で練習として行ってほしい」と中村。いきなりコースで試すのではなく、まずは練習場でドリル的に行い、感覚をたしかめるところからはじめよう。変則的なにぎり方になるので、周囲の安全にも気を配りたい。

「力みからくるカット軌道でスライスに悩むゴルファーにはかなり効果的なだと思う」(中村)というスネデカーの“指使い“。まずは練習場で試してみよう!

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