100切り、90切りを達成して、さて70台を目指すぞ! となると必要になってくるのが「マネジメント能力」だ。そのなかでも、スコアアップするために意識したい“ティショットの駆け引き”についてプロキャディ・伊能恵子から教えてもらった!

スコアマネジメントする上では“駆け引き”がひとつ大事なポイントになりますが、これは状況によって沢山ありますし、駆け引きを意識しましょう!と言われてもピンとこないゴルファーが多いと思うんです。

そこで私がみなさんに覚えてもらいたいのは“ティショットの駆け引き”この1つが重要です。

たとえば、330ヤードの短いミドルの場合、ティショットで200ヤード飛ばせたら、セカンドは130ヤードと十分にグリーンを狙える距離なわけですから、正直、ドライバーで打つ必要はないと思うんです。だけど、多くのゴルファー少しでも距離を稼ごうとドライバーを選び、そこからミスにつながってしまうケースが多いように感じます。

画像: スコアマネジメントではティショットの駆け引きが大事なポイントとなる(撮影/有原裕晶)

スコアマネジメントではティショットの駆け引きが大事なポイントとなる(撮影/有原裕晶)

だからこそ、ティショットで打つべきクラブは「絶対ドライバー」ではなく、状況によって判断してもらいたいと私は思うんです。

何ホールかラウンドしていると「今日は右に曲がる」「左にしか行かない」というように自分のその日の傾向が見えてきますよね。その傾向から、ティーイングエリアに立ったときに「ドライバーでいったら曲がりそうだな」と感じることもあるはずです。そういうふうに、ドライバーへの不安を抱えたときに3番ウッドや5番ウッドで刻める勇気を持てるかどうかが、スコアアップのためのひとつのポイントになるわけなんです。

画像: 古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

ゴルフはミスするスポーツですから3番ウッドや5番ウッドで打ったからと言ってミスすることもあります(笑)。そういう結果から「やっぱりドライバーを持てばよかった」というゴルファーは多いけど、それはあくまでも結果論で、ミスしたなら後日練習すればいいだけの話なんです。

短いミドル、ドライバーを必要としないホールで3番ウッドや5番ウッドを選択するということがすごく大事です。トーナメント中継を見ても、プロたちはドライバー以外のクラブで打つことがよくありますよね?スコアを作るという部分を強化していきたいのであれば、刻むべきところは刻むという「駆け引き」を鍛えていく必要があると私は思うんです。

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