ブリヂストンゴルフがタイガー・ウッズ、ブライソン・デシャンデシャンボーとの長期契約を再び結んだことを発表した。今後は2人のスター選手がボール開発に一層深く関わるかも!?
ブリヂストンゴルフが、契約選手であるタイガー・ウッズ、ブライソン・デシャンボー両名との契約延長を決定したことを米公式サイトで発表した。
ブリヂストンゴルフとの長期契約を結んだタイガー・ウッズ（左）とブライソン・デシャンボー（右）
契約条件の詳細は明らかにされていないが、今回の契約延長にあたりブリヂストンゴルフは両者に単なるアンバサダー以上の貢献を期待しているようだ。ブリヂストンゴルフの社長兼最高経営責任者のダン・マーフィーはこう語る。
「R&D（研究開発）プロセスへのタイガーの関与は、（ツアーBボールに搭載されている）画期的なREACTIVカバーテクノロジーの開発に不可欠でした。ブライソンは他のエンジニアと同じようにR&Dへの参加に熱心です」（ダン・マーフィー氏）
これまでもボール開発に貢献してきた両者だが、今回の再契約によって将来新たなボールを開発する際にもタイガーとデシャンボー、それぞれの意見が反映される可能性を示唆。“ゴルフの科学者”とあだ名されるデシャンボーも契約に際しこうコメントした。
「ブランドのスポークスマンになって小切手を集めるためだけに契約する多くの選手たちを見てきました。私はブリヂストンでもっと深い役割を念頭に置いています。私は彼らのR＆Dプロセスの大部分を占め、ゴルフボールのデザインの限界を押し広げてすべてのプレーヤーに利益をもたらす一方で、ゲームの将来に向けたゴルフボール技術の開発を支援したいと思っています」（デシャンボー）
デシャンボーの提案を採り入れたプロトタイプボールの開発に着手しているという話もある。タイガー、そしてデシャンボーの求める“理想のボール”がアマチュアのもとへ届けられるのも、そう遠いことではないかもしれない。
