オフシーズン恒例のファーザー&サン(親子)イベントにタイガー・ウッズが息子のチャーリーくん(11歳)を伴い初出場することが決まった。主宰するヒーローワールドチャレンジナがコロナの影響で中止になったため年内にタイガーを見ることはできないと思われていたが、12月19日から2日間の日程で行われるPNCチャンピオンシップで再び勇姿が見られる。しかもチャーリーくんが公の場に登場するのははじめてだ。

息子はジュニアゴルファーとして頭角を現している

「オフィシャルトーナメントにチャーリーがデビューすることになり言葉にできないくらい興奮しています。息子がジュニアゴルファーとして成長する姿を見守ってきましたが、今回は2人チームとして大会に参戦できるのですから素晴らしい経験になるはずです」

そうSNSに綴った世界一有名な父・タイガー。出場者はメジャーチャンピオンとその家族に限られ、毎年選ばれし20組で競われる特別な大会。歴史も古くテレビ放映され全米で人気のイベントだ。

今年はタイガー親子のほか、世界ランク3位のジャスティン・トーマスがクラブプロである父マイクさんとタッグを組んで初出場。アニカ・ソレンスタムは父トムさんと、ゲーリー・プレーヤーは孫と一緒にプレーする。

画像: タイガー・ウッズと息子のチャーリー君がファーザー&サン(親子)イベントに出場するのは初めてのことだ(写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

タイガー・ウッズと息子のチャーリー君がファーザー&サン(親子)イベントに出場するのは初めてのことだ(写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

これまでチャーリー君がもっとも長く映像に映ったのは昨年タイガーがマスターズでメジャー15勝目を挙げたとき。優勝を決め18番グリーンから家族のもとに歩を進めたタイガーがまずチャーリーとハグしたシーンは人々の感動を呼んだ。22年前オーガスタが夕日に染まる頃、父アールさんと抱き合ったのと同じ場所で息子を抱き締めたタイガーの幸せそうな顔は忘れられない。

その後チャーリー君はタイガーがキャディを勤めた地元のジュニア大会で後続に大差をつけて優勝するなどメキメキと腕を上げ、父は「彼の柔軟性が羨ましい。ああいう風に自分はもう振れてなくなってしまった」と息子のスウィングを絶賛していた。子供をジュニア大会に送り出し応援に駆けつけた親たちがタイガーの出現に大興奮したのはいうまでもない。

かつてタイガーが所属していたIMG(マネジメント会社)のジョンストン氏の発案でスタートしたこのイベント。97年にタイガーがマスターズ初優勝した当時フロリダのアイルワースのご近所さんだったジョンストン氏は「直後におめでとうをいいにいったよ。これで(メジャーに勝ったことで)君もファーザー&サンに出場する権利を得たね、と話した」のだとか。

「でも当時の彼はピンときておらず怪訝な顔をしていた。あれから23年、ついにそのときが来ました!」

12月30日45歳の誕生日を迎えるタイガーにとって44歳最後のプレーは最愛のチャーリー君との心踊る親子競演になる。

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