南アフリカで開催中の欧州ツアー「ヨハネスブルグオープン」の初日、首位タイに立ったのは20歳のウィルコ・ニーナバー。スコアも見事だが、なんとあるホールで驚きの439ヤードという飛距離を記録したという。そのスウィングをプロゴルファー・中村修が解説。

「南アフリカアマ」チャンピオンの20歳

ウィルコ・ニーナバーは2000年生まれの南アフリカ出身の選手。昨年南アフリカアマで優勝して南アフリカのアマチュアランク1位となり、19歳でプロに転向したばかりの20歳。まだ体は細いですが、平均飛距離は336.81ヤードと、欧州ツアーの飛距離ランキングで堂々の1位にランクされています。ツアー平均が301.23ヤードですから、実に平均より35ヤードも飛んでいます。

画像: 欧州ツアー「ヨハネスブルグオープン」の初日を首位タイで終えたウィルコ・ニーナバー(写真はGetty Images)

欧州ツアー「ヨハネスブルグオープン」の初日を首位タイで終えたウィルコ・ニーナバー(写真はGetty Images)

驚きの飛距離を見せたのは、4番597ヤードのパー5。190センチはあろうかという長身から繰り出されたドライバーショットは驚きの439ヤードを記録。もちろん、カート道に当たって大きく跳ねたとか、そういうこともありません。やや打ちおろしでかなりランが出ていることが欧州ツアーの公式ツイッターに投稿された動画からは確認できますが、それでもすさまじい飛距離です。

スウィングを見ると、高い身長と体の強さからクラブを振る力がすごいです。ドラコン選手のような飛距離ですが、マン振りしているようには見えず、バランスを崩すことなくフィニッシュもピタッと決まっています。

飛ばしのエネルギーになる横方向、回転力、縦の力をバランスよく取り入れているという印象で、バランスを保ちながらも、とにかくクラブを速く振るということを作り上げてきたスウィングだと思います。

彼ら若い世代は、ゴルフをはじめたときから460CCクラスの大きくて軽く、慣性モーメントの大きいヘッドを使い続けてきています。単純にヘッドスピードが速いということだけでなく、現代のヘッドの飛ばし方を熟知しているということも、飛距離の大きな要因でしょう。

日本でもアマチュアの河本力や杉原大河など飛距離を武器に戦う若い選手が現れています。世界のゴルフの流れは300ヤードが飛ばし屋ではなく平均の時代。ニーナバーや、アメリカでいえばマシュー・ウルフのような若き飛ばし屋たち、そしてそれに続く世代によって、この飛距離アップの流れはさらに加速していくことは間違いないでしょう。

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