MAX飛距離365ヤードの飛ばし屋美人プロ・高島早百合に弟子入りし、スライスからドローに持ち球を変えて、飛距離アップに成功したゴルフ好きタレントのユージ。今回はスウィング中に「動くところ」と「耐えるところ」を教わった!

高島:ユージさんは野球経験者なので、ゴルフのスウィングも体全部をフルに使ってバチーン! と当てると飛距離が出ると思っているでしょうけど、それだと体が回り過ぎで、逆に飛ばないんですよね。

ユージ:え~、回せば回すほど飛ぶと思ってました。

高島:違うんです。スウィングって、「動くところ」と「止めるところ」があって初めてヘッドがビュンと加速をするんですよ。逆に、止める所がなくて体を一気に最後まで回してしまうと、ヘッドはあまり加速していかないんです。実は殆どのアマチュアの方は、こういう動きのスウィングになっているんです。

画像: 体全体をフルに動かすユージのスウィングは、あまりヘッドが加速していかないと指摘する高島

体全体をフルに動かすユージのスウィングは、あまりヘッドが加速していかないと指摘する高島

ユージ:じゃあ、スウィング中の「動くところ」と「止めるところ」って具体的に教えてください。

高島:はい。ではまず、スウィングの基本的な考え方からお話させてください。よく「手打ちじゃなく体を使って打て」と言われることって多いですよね。それで手と体を同調させて、体を回すという意識を強く持っていると思うんです。

ユージ:うん。まさにそうです。

高島:実は、それが先ほど言った体の回し過ぎでヘッドが走らない原因を作っているんですよ。

ユージ:じゃあ、手打ちのほうが良いということですか。

高島:それを体感してもらうために、ちょっと素振りをやってみましょう。まず、バックスウィングはいつものように体の回転と手の動きを使い、肩も充分に回して綺麗なトップを作って下さい。それでトップからは、シュン! と手打ちで振ってみてください。この素振りをすると、ヘッドが走る感覚が分かると思います。

画像: トップまでは体と手の動きでクラブを上げ、ダウンスウィングでは手打ちで振る

トップまでは体と手の動きでクラブを上げ、ダウンスウィングでは手打ちで振る

ユージ:――たしかに。僕の前をシュン! と走りました。

高島:この一見、手打ちに見えるダウンスウィングが、実はプロゴルファーのダウンスウィングの感覚なんです。でも、アマチュアの人に、この打ち方をやってもらうと、皆、こんな「手打ち」だと飛ばないんじゃないかと言うんです。

ユージ:手打ちだと感じるのは、たぶん今のスウィングだとヘッドが作る円が小さく感じるからなんですよ。それでもいいんですか?

高島:体を目いっぱい回すスウィングは、体の移動が大きいぶん、描く円も大きく感じますよね。ただ、それだと軸も動いてしまっているのでヘッドは走りません。一方で、今やったように体を使わないダウンスウィングは、体の軸を中心にヘッドが走るので、効率良く遠心力が使える。だから飛ぶんです。

画像: 体を止めるスウィングは、体の軸を中心にヘッドが走るぶん、大きく動かすよりも効率よく遠心力が使えるという

体を止めるスウィングは、体の軸を中心にヘッドが走るぶん、大きく動かすよりも効率よく遠心力が使えるという

ユージ:じゃあ、これまで散々「手打ちはNG!」と言われてきたことは間違った教えだったってことですか?

高島:いや、そうじゃなく、手打ちには良い手打ちと悪い手打ちがあるんです。本当に悪い手打ちというのは、バックスウィングでクラブを手だけで上げ、ダウンスウィングでそのまま手で打ってしまうスウィングで、これは体の捻転が使えていないので飛びません。でも、さっきやったようにバックスウィングでしっかり体を回転させ、捻転されたトップを作っておけば、そこから先のダウンスウィングでの手打ちは良い手打ちなんです。

ユージ:その違いなんですね。

高島:最初に、スウィングは「動くところ」と「止めるところ」があって初めてヘッドが加速すると言いましたよね。その「動くところ」はクラブヘッドとか腕で、「止めるところ」は体(胴体)です。ダウンスウィングで腕とヘッドがインパクト方向に振られて動いていく力に対して、体はその力に引っ張られないように耐える動きが「止める」ということで、この体を耐える部分があるからヘッドが加速をするわけなんですよ。

ユージ:なるほど。手打ちとの原理は鞭と一緒ですね。鞭も体の回転で振り回すといつまでも先端が走らないけど、体を止めておいて腕を振り、当たる直前に手元を止めると先っぽがパチンと走ってくれるじゃないですか。

高島:そうなんです。感覚としてヘッドが行った後に体が回る感じで、そうすると振り遅れがなくなるので、インパクトでボールがつかまるようになるので、基本、ドローが出ます。

――手打ちを意識したスウィングを続けた結果、313.2ヤードと飛距離は大幅にアップしたが、時折スライスが出てしまうユージ。そこで高島がインパクト前に体が回らないようにするためのポイントを伝授。

高島:バックスウィングで顔をやや右に向けたら、その顔の向きを変えずに手を振ってみてください。胸を開かずに耐えて腕が先に動いて行く感じ、これがダウンスウィングです。あともう一つ、ダウンスウィングで右足を動かさないで、手だけを戻してきてください。これがインパクトです。

ユージ:え、インパクトの時はまだ右足は地面についているんですか。

高島:実際は多少浮きますけど、そんなに上がってはいないです。そしてヘッドに引っ張られて上がっていく感じ。この2つができれば、体の回転は抑えられます。……正直、このスウィングが身に付くまでには時間が掛かります。プロだと何百球と球を毎日打って身に付けるものですからね。

画像: 手元は動かし、体は止める。これがヘッドを走らせるためのコツだと高島

手元は動かし、体は止める。これがヘッドを走らせるためのコツだと高島

ユージ:短時間でパチッとできるものではないんですね。でも、今まで何年もかかってできなかったことを、この短時間である程度でも修正してくれたのは凄いと思います。ありがとうございます!

画像: ユージが320ヤードに挑戦!MAX365ヤードの美人プロが教える、飛ばしに必要な「動いていいところ」と「動いてはいけないところ」【高島早百合プロ】 www.youtube.com

ユージが320ヤードに挑戦!MAX365ヤードの美人プロが教える、飛ばしに必要な「動いていいところ」と「動いてはいけないところ」【高島早百合プロ】

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