今年全米プロに勝ったコリン・モリカワ。彼はデビューから長く予選落ちを喫しておらず、デビュー戦からの連続予選通過記録でタイガーを抜くか!?と話題になった。結局タイガーは抜かなかったが、モリカワに抜かれて3位になったのは、なんと松山英樹だった。
画像: 米メディアGOLFTVによると、プロ転向後のPGAツアーデビュー戦から、連続で予選通過を果たした回数トップはタイガー・ウッズ(左)で25回、2位はコリン・モリカワ(中)の22回、3位は松山英樹(右)の13回

米メディアGOLFTVによると、プロ転向後のPGAツアーデビュー戦から、連続で予選通過を果たした回数トップはタイガー・ウッズ(左)で25回、2位はコリン・モリカワ(中)の22回、3位は松山英樹(右)の13回

米メディアGOLFTVが、1990年以降PGAツアーに参戦したプロゴルファーが、デビュー戦から何試合連続で予選通過を果たしたかを集計し、公式SNS上でランキング形式で発表。

同ランキングで1位となったのはタイガー・ウッズで、なんと25回!

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タイガーは1996年8月にプロ転向し、5試合目となる「ラスベガスインビテーショナル」でデービス・ラブ3世とのプレーオフを制して優勝。翌年1997年の9月に開催された「ベルカナディアンオープン」で予選落ちを喫するまでに、ツアー6勝を挙げていたのだからすごい。

画像: 1996年にプロ入りしたタイガー・ウッズは、デビュー戦から25連続で予選通過(写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

1996年にプロ入りしたタイガー・ウッズは、デビュー戦から25連続で予選通過(写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

残念ながら連続予選通過の記録は途切れてしまったが、1997年にタイガーは海外メジャー「マスターズ」初制覇を含めて4勝を挙げ、初の賞金王の座も獲得。まさに破竹の勢いだ。

そんなタイガーの連続予選通過記録に迫るペースでツアーを戦っていたのが、コリン・モリカワ。モリカワは2019年6月のプロデビュー戦「RBCカナディアンオープン」から2020年6月の「トラベラーズ選手権」で予選落ちするまで、1勝を含めた連続22回の予選通過を果たしている。

画像: 2019年のデビュー戦から22試合連続予選通過と、タイガーに迫る記録を持つコリン・モリカワ(写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

2019年のデビュー戦から22試合連続予選通過と、タイガーに迫る記録を持つコリン・モリカワ(写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

そして続く3位には日本の松山英樹が連続予選通過数13でランクイン。2013年のプロ転向後のPGAツアー初戦は海外メジャー「全米オープン」だったが、同試合を10位タイでフィニッシュ。続く2014年からPGAツアーに本格参戦し、途中棄権なども挟んではいるものの、同年のマスターズで予選落ちするまで記録を伸ばし続けていた。

画像: 日本の松山英樹も2013年のプロ転向後のPGAツアー初戦「全米オープン」以降、13回連続で予選通過を果たしている(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

日本の松山英樹も2013年のプロ転向後のPGAツアー初戦「全米オープン」以降、13回連続で予選通過を果たしている(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

ちなみに4位はビジェイ・シンの11回、5位はウェイン・ライリーで9回となっている。5位ですでに連続予選通過記録が一桁台ということからも、選手層も厚くセッティングも厳しいPGAツアーで、デビューから安定して結果を出すことがいかに難しいかが読み取れる。

そんな中でも特に安定感を見せていたのがタイガー、モリカワ、松山だということ。3者ともアマ時代から結果を残してきたプレーヤーではあるが、改めて突出した実力を持っていたことを思い出させるランキング結果だった。

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