PGAツアー「ザ・アメリカンエキスプレス」でユニークなパットスタイルを披露し注目を集めたマーク・ハバード。左手は通常通りグリップし、上半身を屈めて右手小指をシャフト先端部に引っかけるようにして打っているのだが、いったいどんなメリットがあるのだろうか?

「1.5メートル以内のパットがオートマチックに決まるんだ」(ハバード)

PGAツアー「ザ・アメリカンエキスプレス」はキム・シウの優勝で幕を閉じたが、その一方で試合の結果は予選落ちながら多くの注目を集めた選手がいる。

その名はマーク・ハバード。話題を呼んだのは、ハバードが2日目9番ホールパー4のグリーン上で披露した、実にユニークなパットスタイル。PGAツアー公式ツイッターに投稿されたストローク動画は、視聴回数70万回を超える大人気っぷりだ。

画像: PGAツアー「ザ・アメリカンエキスプレス」に出場したマーク・ハバードの奇抜なパッティングが話題となっている(写真/Getty Images)

PGAツアー「ザ・アメリカンエキスプレス」に出場したマーク・ハバードの奇抜なパッティングが話題となっている(写真/Getty Images)

ストロークの詳細を順を追って説明していくと、まずパターをグリップし、両足を揃えボールに対しヘッドを合わせ終えるところまでは何の変哲もないパッティングのルーティン。しかしなんとその後、スタンス幅を調節しながらグリップしていた右手をクラブから離すのだ。

Twitter: @PGATOUR tweet

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離した右手は小指だけがピンと立てられていて、左手は変わらずパターを握った状態。その右手を周囲に見せつけるようにぐるっと回すと、上半身を前屈させていき、右手小指をパターシャフトの先端側に絡めてそのままストローク。

結果としてボールを沈めることはできなかったが、このなんとも異様なパッティングは前述の通り話題となり、後にハバード本人の解説動画も投稿されている。ハバードによればこのパッティングスタイルは「スネイル(=カタツムリの意)」と呼ばれているそうだ。

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「『スネイル』は(ハバードの出身校でもある)サンノゼ州立大学のチームの造語で、右腕をシャフトに添わせ、さらにその下に右小指を巻き付けるのがポイントなんだ。いつもなら5フィート(1.5メートル)以内のパットならかなりオートマチックに決まるんだけど。(試合で)外してしまったのはちょっとガッカリしたよ」(ハバード)

一見すると2016年に規制されたアンカリングのようにも見えるが、動画から判断するにハバードは一般的な長さのパターを用いており、上半身が覆いかぶさっていて見えないものの、クラブあるいはクラブを握る左手が体に触れているわけではなさそう。ハバード自身、スネイルパッティングがゴルフ規則に違反しないかPGAツアー側に確認を取り、違反していないことを確認したうえで行っているという。

かなりユニークなパッティング姿だが、これでショートパットが入るなら試す価値アリ!?

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