先週開催のPGAツアー「ファーマーズインシュランスオープン」に出場したブルックス・ケプカに珍事が降りかかった。OBではないはずの打球が、着弾地点へ足を運ぶと突如姿を消してしまっていたのだ。いったい何が原因だった?

ファーマーズインシュランスオープンに参戦したブルックス・ケプカ。その2日目の16番ホール、393ヤードのパー4で珍事が起こった。

ケプカが16番ティイングエリアから放ったドライバーショットはフェアウェイを右に逸れ、前方に停車していたカート付近へ。だが、ケプカが着弾予想地点に足を運ぶと、ボールがないのだ。

画像: ファーマーズインシュランスオープンでブルックス・ケプカの打球に起きた珍事とは?(写真は2019年のシュライナーズ・ホスピタルズ 撮影/姉崎正)

ファーマーズインシュランスオープンでブルックス・ケプカの打球に起きた珍事とは?(写真は2019年のシュライナーズ・ホスピタルズ 撮影/姉崎正)

PGAツアーの中継カメラもティショットの弾道をとらえているが、なぜか着弾後のランも確認できない。一体ボールはどこへ消えたのか。立ち往生するケプカのもとへ、一台のカートが近づいてくる。

そしてカート後方を確認してみると、キャディバッグとともに乗せていたシューズの中になんとケプカのボールが! どうやらホールインワンならぬ“シューズインワン”を決めていたようなのだ。

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つまり、ボールが見つからなかったのはシューズに入ったままカートごと運ばれてしまったから。ケプカにとっては予期せぬアクシデントだが、こんな奇跡的な珍事がトーナメント中に起こるとは……。

だがケプカは動じず、ボールの救済を選択すると、そのまま見事にパーセーブ。ティイングエリアからシューズを経由してカップインしたボールなど例がないのではないだろうか。試合自体は予選落ちを喫したケプカだが、今大会でもっとも印象的なパーセーブを生み出したと言えるかもしれない。

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