ゴルフおいて飛ばすことは、アマチュアゴルファーの夢でもありプロにとっては大きなアドバンテージになる。そして、飛ばすためにはなんといってもヘッドスピードを上げることが肝要だ。気鋭のプロコーチ目澤秀憲の考える基本のレッスン、第10回は飛ばしに直結する「ヘッドスピードアップ」について教えてもらった。

ヘッドスピードを上げることは飛距離だけでなく、ボールを曲げたり高低を打ち分けること、バンカーショットなどラウンドの様々な場面で生きてくると目澤はいう。では、ヘッドスピードを上げるにはどうすればいいのか?

「ヘッドスピードは上げられますが、上げるためのコツは教わるものではなく、自分でつかむことが大切です。体の使い方やヘッドスピードを上げるコツをつかむためのドリルを紹介します」(目澤秀憲コーチ)

画像: ドライバーを逆さまに持ち軽い棒を振る感覚でとにかく目一杯のスピード振る。ビュッと鋭い風切り音がさせるように意識して振ってみよう

ドライバーを逆さまに持ち軽い棒を振る感覚でとにかく目一杯のスピード振る。ビュッと鋭い風切り音がさせるように意識して振ってみよう

まずは、ドライバーを逆さまにし、ヘッド側を持って振るドリルから

「軽い棒を振るドリルから始めましょう。ドライバーを逆さまに持ちビュンと風を切る音をさせながら振ります。クラブが軽いので”クラブを振る”というより”腕を振る”感覚になるはずです。風を切る音がビュンと一瞬だけするように意識するとスピードの上げ方が身についてきます。そしてグリップを握り直して左打ちで早く振る練習もしましょう」

軽い棒をビュッと振る感覚でクラブを逆さまに持って振るのはやったことがある人も多いはず。しかしグリップを持ち替えて左打ちで早く振るのはどうだろうか。やってみるとなかなかヘッドスピードを上げるのは難しく感じるのではないだろうか。素振りを繰り返しながらスピードを上げようとすると体の使い方のコツをつかめるはずだ。

それと、アマチュアゴルファーの場合、体を頑張って回そうとして腕が振れていないことが多いと話す目澤。インパクトでは体の回転量と腕の運動量がマッチすることが大切だという。

画像: 体の回転量と腕の運動量をマッチさせるためにも、体を頑張って回そうとしてしまう人(写真右)は腕を振る感覚を持つことも大切(写真左)

体の回転量と腕の運動量をマッチさせるためにも、体を頑張って回そうとしてしまう人(写真右)は腕を振る感覚を持つことも大切(写真左)

「繰り返し素振りしていると筋肉を緊張させて耐えるところ、一気に解放してスピードを出すところのコツがつかめると思います。お腹の回りで耐えた力が腕に伝わり、最終的にクラブに伝わるところまでつかめるといいですね。そしていつも通りにグリップを握りクラブヘッドのスピードを意識して振ります。ヘッドスピードを意識した素振りを繰り返すことで必ずヘッドスピードは上がってきますよ」

ヘッドスピードを上げることはゴルフの基本のうちでもあり、ゴルフを長く続けられることにもつながると話す目澤コーチ。飛ばすこともゴルフの大きな楽しみの一つ。冬の間に取り組んでみてはいかがでしょうか。

撮影協力/Five elements

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