最新ドライバーには「スウィートエリアが広い!」ことをウリにするモデルもある。スウィートエリアとか、スウィートスポット、などというが、それってどこのこと? いまさら聞けないゴルフ用語を解説!

ゴルフクラブのフェース目上には、「スウィートスポット」と呼ばれる“点”がある。これは、いわゆるフェース面上の芯のことで、その一点でボールをとらえることでエネルギー効率が最大となり、ボールを遠くに飛ばすことができる。「芯を喰う」とはこのことだ。

画像: スウィートスポットでヒットできると最大効率で飛ばすことができる(撮影/田中宏幸)

スウィートスポットでヒットできると最大効率で飛ばすことができる(撮影/田中宏幸)

ではその点はどのように決まるのだろうか? スウィートスポットは、ヘッド内部にある重心点からフェースへ伸びる垂線が、フェースと交わるところにある。ドライバーではおおむねフェースの真ん中周辺、アイアンの場合はフェース下部にこの点がくることが多い。

スウィートスポットの位置を簡単に知るには、フェースを上に向けて、上からポンポンとボールをぶつけてみるのがもっとも手っ取り早い方法だ。

フェースの様々な点にボールを当ててみると、クラブを持っている手に伝わってくる衝撃がいちばん小さくなる点があることがわかるはず。そこが、クラブのスウィートスポットだ。

では、スウィートスポットとスウィートエリアはどう違うのか? スウィートスポットは面積を持たない“点”であるので、「スウィートスポットが広い」という表現は間違い。多少芯を外しても曲がらずに飛距離も落ちない、といった意味で使うならば「スウィートエリアが広い」というべき。

スウィートスポットでボールをとらえる感触はゴルフの大きな喜びのひとつ。何度でも味わいたいものである。

(ゴルフダイジェストTVより)

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