ダンロップのやさしさと飛距離を両立した人気シリーズ「ゼクシオ」のなかでも、軽量化によって振りやすさを重視した「ゼクシオプライム」がリニューアル。2021年モデルのドライバーとアイアンを、プロゴルファー・中村修と堀口宜篤が試打し性能をたしかめた。

ダンロップのゼクシオシリーズといえばやさしく飛ばせるでおなじみの国産ブランド。その中でも振りやすさを重視しているのが「ゼクシオプライム」だ。

画像: 「ゼクシオプライム」2021年モデルのドライバー(左)と7番アイアン(右)をプロが試打!

「ゼクシオプライム」2021年モデルのドライバー(左)と7番アイアン(右)をプロが試打!

本家ゼクシオと同じく、11代目まで進化を続けてきたゼクシオプライム、最新モデルではいったいどのような性能に仕上がっているのか。プロゴルファー・中村修と堀口宜篤の両名にドライバー(ロフト10.5度)と7番アイアン(ロフト28度)を試打してたしかめてもらおう。

なお、両者にはドライバーでのヘッドスピード36~38m/s程度に振り感を調節してもらい試打してもらった。試打シャフトはいずれも純正カーボンのSRフレックス。ボールはタイトリスト「プロV1」を使用した。

まずはドライバーから見ていこう。なんと言っても特徴的なのは、46.5インチという長尺仕様かつクラブの総重量が256グラム(SRフレックスの場合)と一般的なモデルよりかなり軽めな点だろう。シャフト重量はSRで37.5グラム。グリップも、グリップエンド側にウェートを搭載しカウンターバランスを出しつつも重量は26.5グラムとかなり軽い専用モデルを搭載している。

画像: ダンロップ「ゼクシオプライムドライバー」

ダンロップ「ゼクシオプライムドライバー」

ソール部後方とヒール寄りにはウェートが配されており、つかまりを高めた設計に。ヘッド形状については「ちょっとアップライトでつかまる感じがする見た目です」と中村。また、長尺モデルではあるが「構えた感じでは不思議とそこまで長くは感じない」と言う。

では試打結果はどのようになったのか。

【堀口のゼクシオプライムドライバーの試打結果】
HS37.3m/s キャリー190.3ヤード トータル225.3ヤード 打ち出し角12.8度 スピン量2106回転

【中村のゼクシオプライムドライバーの試打結果】
HS36.5m/s キャリー185.3ヤード トータル214.7ヤード 打ち出し角11.4度 スピン量2096.7回転

「長尺ですが、振ってみると違和感はありませんね。長いのにちゃんとヘッドが戻ってきてつかまえてくれるので、逃げる感じはしないです。打音は甲高く、打感も弾き感がありますが、その一方でフェースがボールに吸い付く感触も感じられて、音のイメージと比較して意外と柔らかいなという印象ですね」(堀口)

また、弾道の曲がり幅についても「狭く抑えてくれていますね」と堀口。中村はフェースの反発性能を評価。「36m/sくらいのヘッドスピードで振っても220ヤードほど飛んでくれますね。ヘッド自体の飛距離性能も高いです」と言う。

また、長尺ながら振りやすく仕上がっている要因として、軽さに加えて純正シャフトのしなりのタイミングが取りやすいことも大きいと分析。「インパクトに向けて思い切り振るより、コンパクトにサラッと振ったほうがより性能を活かせそうです」と評した。

続いて打ったアイアンも、ゼクシオらしい打ちやすさを重視した設計だ。ソール幅は広めで「滑ってくれそうな形状」と堀口。中村は一般的なポケットキャビティアイアンよりバックフェースの抉り具合が大きい点、ネックが比較的短めでヘッドの高さも抑えられている点から「かなり低重心設計になっていますね」という。

画像: ダンロップ「ゼクシオプライムアイアン」(写真は7番)

ダンロップ「ゼクシオプライムアイアン」(写真は7番)

ロフトは7番で28度と飛び系に部類する設定。また、番手は5番からSWまでラインナップされているが、アイアンセットは7番からPWまでの4本セット。5、6番は単品での販売となっていて、セットを買った場合7番がもっとも長い番手となる構成であることも、振りやすさを重視したゼクシオプライムならではといったところだろうか。

では両者の試打結果はどのようになったのか、見てみよう。

【堀口のゼクシオプライムアイアンの試打結果】
キャリー145ヤード トータル158.7ヤード 打ち出し角18.2度 スピン量5494回転

【中村のゼクシオプライムアイアンの試打結果】
キャリー150ヤード トータル161.3ヤード 打ち出し角16.4度 スピン量5121.3回転

「純正シャフトが軟らかめなこともあって、ヘッドが走って飛ばしてくれていますね。とはいえちゃんと戻ってきてくれるので引っかかる感じはしません。ソールも滑ってくれますし、すごく楽に振れますよ。打感はドライバーと同様に弾き感がありつつ少し吸い付く感触もあるので、いきなりボールがポーンと飛び出る感じではないですね」(堀口)

中村も堀口の意見に同意。「シャフトがしなって戻ってくる感じも良くて、ヘッドも含めたクラブ全体の完成度が高い感じがします」と評した。

ドライバーとアイアン、それぞれ試打を終えた2人が口を揃えるのは、どちらも「さらっと振って飛ばせる点」だ。

「打ち込まずとも飛んでくれるので、体に負担がかかりにくい。とくにドライバーに関しては46.5インチとは思えない軽さと振りやすさ。設計段階から練られた、かなり出来の良いモデルになっていますよ」(中村)

もちろん振りやすさと軽さを追求したぶん、自分の力で叩いて飛ばしたいゴルファーとの相性は良いとは言えないが、クラブの性能を活かして楽に振りたいゴルファーにとって有力な選択肢であることは間違いない。気になった方は実際に試打してみてはいかがだろうか。

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