絶好のライからの2打目はまずまずのナイスショット! なのに結果はまさかのショート。その原因は「そよ風を把握できていないからかもしれません」とプロキャディ・伊能恵子はいう。一体どういうこと?

風が強い日のゴルフを苦手としているゴルファーは多いと思いますが、強風というわけでもない日に2打目、3打目がグリーン手前にショートしてしまったという経験はありませんか?

これはズバリ、そよ風を把握できていないことで起きてしまっている可能性があります。

たとえば、アドレスしただけでアゲンストやフォローだとわかるくらいの強風であれば、「1、2番手上げないと」と、風によるボールへの影響を予測したクラブ選択ができますよね。

画像: そよ風程度の風でも、ボールは影響を受ける(撮影/姉崎正)

そよ風程度の風でも、ボールは影響を受ける(撮影/姉崎正)

しかし、風がまったく吹いていないわけではなく微風の状態だと、風を確認したり、気をつけたりするアマチュアゴルファーは多くない。だけど、そよ風であっても多少なりともボールは影響を受けるんです。

とはいっても、風速1~2メートルくらいのそよ風であれば番手を変えるほどではありません。「少しアゲンストだからしっかり打とう」「フォローだから軽めに打とう」というようにイメージだけを変えてみましょう。大きめ小さめで迷ったら大きめを持つとか。

アゲンスト、フォロー、左右など、どこから吹いている風なのか把握することで、思わぬミスが防げるはずです。

画像: 古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

プロゴルファーは「え、影響あるの?」と思うくらいのそよ風に対して敏感で、気にしています。雨は打った瞬間にやむ、とか、打った瞬間に強く振るってないですよね。だけど、風は打った瞬間に止まったり、急に風の強さが変わりますよね。だから計算しにくいですし、注意する選手が多いんです。

というわけで「なんで届かなかったんだろう」という状況は、もしかしたらそよ風が影響しているのかもしれません。強風だけでなくそよ風でもボールは多少なりとも影響を受けることを覚えておいて欲しいですね。

画像: アマチュアでもマネできる!松山英樹のマスターズのプレーからアマチュアゴルファーが学べること youtu.be

アマチュアでもマネできる!松山英樹のマスターズのプレーからアマチュアゴルファーが学べること

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