キャロウェイの「APEX」アイアンといえば、プロアマ問わずに人気のアイアンシリーズ。その最新3モデルをプロゴルファー・中村修がコースで試打。それぞれどのような特徴があるかをレポート!

APEX3モデルをテスト

スタンダードモデルの「APEXアイアン」、深いキャビティの「APEX DCBアイアン」、そしてマッスルバック形状の「APEX PROアイアン」の3モデルがラインナップされた新しいAPEXアイアンシリーズ。

3モデルに共通するのは、鍛造ボディにAIデザインのカップフェース、大きくなったタングステンのウェート、打感をマイルドにするウレタン素材の緩衝材が内部に装着されていること。複合素材でハイテク感のある構造だけに、どのモデルも高初速と安定感の両立を謳っています。

画像: APEX3モデルをテスト

芯を外しても打感も曲がりもブレがないちょい飛び系「APEX」

まずはスタンダードモデルの「APEXアイアン」から打ってみました。7番のロフトは30.5度と“ちょい飛び系”。写真のアドレスカットをご覧いただけるとわかりますが、少しグースネックでトップラインもやや厚め。見た目のやさしさが見て取れます。

実際に打ってみると反発の強いカップフェースとは思えない柔らかい打感で球も上がりやすくロフトなりの飛距離を出しやすく感じました。芯を外しても打感はあまり変わらず、打点のバラつきによる前後左右のブレも少ないので、ミスをカバーしてくれる効果の高いモデルに仕上がっています。

ただ、基本的にはインパクト時のクラブ軌道やフェース向き、つまりスウィングしたなりの弾道で飛んでくれるため、中上級者を目指すゴルファーが手に取るにはちょうどいいモデルと言えます。

画像: 「APEXアイアン」

「APEXアイアン」

変えない桃子が5番を入れた「APEX DCB」

続いて「APEX DCBアイアン」ですがDCBはディープキャビティという意味だそうでバックフェースはより深くえぐれていてソール幅もワイド、スタンダートモデルのよりも低重心なのでボールも上がりやすいモデルです。

長く同じアイアンを使い続けることで有名な上田桃子選手が5番アイアンを入れ替えたというから、打ちやすさ球の高さはお墨付きが出たようなものです。7番のロフトは30度で「APEXアイアン」より0.5度だけストロングになっています。

打ってみるとソール幅が広いことでダフリのミスに強く、左右の打点のミスにも強い。7番で球が上がらないという人には試す価値のあるモデルと言えます。

画像: 「APEX DCBアイアン」

「APEX DCBアイアン」

見た目マッスル、打つと中空「APEX PRO」

最後にマッスルバック形状の「APEX PROアイアン」です。見た目はマッスルですが、中空構造でなかにはタングステンとウレタンがびっしりと入っています。そのおかげか球の上がりやすさにボールをコントロールする操作性も持ち合わせたモデルになっています。

7番のロフトは33度と寝ていて、同時に大きく低重心化したことで球の上がりやすさを感じました。複合素材を使うことで中上級者が喜ぶ、打感、見た目、操作性、ロフトなりの飛びを実現しているのはないでしょうか。

画像: 「APEX PROアイアン」

「APEX PROアイアン」

実際にコースで試打した見た感想は、どのモデルも決してどんな当たりでも真っすぐに飛ぶわけではありませんが、ナイスショットはナイスショットらしく、ミスショットは左右のブレや距離の落ち込みを最小限におさえてくれる機能を持ち合わせています。

ちょい飛び系のアイアンのデメリットをあえて挙げるとすれば、ラフからの距離感がつかみにくい点です。直線的に飛ぶ性能が高いぶん、飛び過ぎるイメージがあるので、コースではセオリー通り花道を使って手前から攻めることがポイントになるでしょう。

個人的に気に入ったのは、やはりAPEX PRO。見た目の形状の良さは抜群ですし、その見かけによらない低重心による弾道の高さは魅力です。

画像: 「APEXアイアン」7番アイアンで打ってみると高弾道でグリーンをキャッチし狙ったエリアに止められた

「APEXアイアン」7番アイアンで打ってみると高弾道でグリーンをキャッチし狙ったエリアに止められた

機能性の高いアイアンなので、現状の腕前よりも少し背伸びしたモデルを選んでもそこそこ打ちこなせると思いますし、レベルを上げて打ちこなしたいという気にさせてくれるモデルではないでしょうか。

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