各メーカーから発売されるドライバーの純正シャフトの長さは現在のところおおよそ45.75インチ前後が主流だが、もちろんそれより短いものも、長いものもある。なんとなく短いと当たりやすく、長いと飛びそうな気がするが、ベストの長さはどれくらいなのだろう? クラブフィッターでスウィングコーチの関浩太郎に聞いた。

テーラーメイド「SIM2」、キャロウェイ「エピックMAX」、ダンロップ「ゼクシオイレブン」と、人気クラブの多くは45.75インチ。ドライバーの飛距離は少しずつ長くなり、現在は45.75インチが一般ゴルファー向けのスタンダードになりつつある。

シャフトの進化、ヘッドの進化もあってある程度長くても振り切れるようになったこと。そしてなにより少しでも遠くに飛ばすため、クラブは軽く、長くなる傾向がある。

しかし、プロたちのなかには44インチ台の短めシャフトを使うケースも多いし、一方で飛距離を追求するために47インチ以上の長尺をバッグに入れるケースもある。ここで疑問なのは、ではアマチュアゴルファーは何インチが適正なのかということだ。

クラブフィッターでスウィングコーチの関浩太郎は、クラブの長さは「半インチ変わるだけで印象は大きく違う」とこのように解説する。

「たとえば、アイアンの場合は番手ごとに長さが半インチずつ違います。6番アイアンと7番アイアンは長さ的には半インチ、つまり1.27センチしか変わりませんが、難易度はグッと高くなりますよね。これは、ロフト角の影響もありますが、長さの違いが大きな原因。それと同じでドライバーも45インチと45.5インチのシャフトでは難易度が大きく変わります」

画像: ドライバーの長さは何インチがベスト?クラブフィッターでスウィングコーチの関浩太郎に教えてもらおう

ドライバーの長さは何インチがベスト?クラブフィッターでスウィングコーチの関浩太郎に教えてもらおう

「クラブの難易度は長さがほとんどを決めている」と関。その上で、アマチュアゴルファーにオススメな長さはあるのだろうか。

「シャフトの長さを決めるためには『振り切れるかどうか』と『ミート率の高さ』の二関門をクリアできるかどうかが大事です。このふたつの関門をクリアしたクラブが、一番曲がらずに、かつ飛ばせるドライバー。長すぎるクラブは振り遅れて右へのプッシュアウトが出る傾向にありますから、右プッシュが多いという人は長すぎるクラブを使っている可能性があります」

また、打ち出し角が男性であれば15度、女性であれば18度を超えるようだと、打ち出し角が高すぎる可能性があり、クラブが長いことでアオリ打ちになっていることを疑うべきだとも関は言う。そして、振り切れてミート率も確保できる長さは、アマチュアの場合「45.5インチまで」だという。

しかし、冒頭に挙げたように現在の主流は45.75インチだ。そこで関は、45.5インチよりも長いドライバーを使って、仮に上手く打てていないとしたら、「半インチ(1.27センチ)短く握ってもらいたい」という。そしてコースでどちらがより振り切れて、よりミート率をキープできるかを試してみるのがいい方法だ。

わずか半インチ。その違いが、もしかしたら“大きな違い”となって表れるかもしれない。

画像: 飛ばし屋タレント・ユージがぶっ飛びドライバーを打ちまくり!珠玉の4本から選んだのは果たしてどのクラブ?【ユージ ドラコン挑戦#8】 youtu.be

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