来る5月8日に開催されるドラコン大会「ジア・メディカルCUP2021 日本ドラコン選手権」予選会出場へ向けて、特訓中の飛ばし屋タレント・ユージが、大会本番で使用するドラコン用クラブを見繕うべく、本場アメリカでレッスンやクラブのセッティングの経験もあるノリ―こと堀口宣篤プロのもとでガチフィッティングに挑戦。ピタリとハマる一本を手のすることはできるのか!?

ユージ:ドラコン大会へ向けてさらに飛距離を伸ばすために、ノリーさんこと堀口宣篤プロに本番用のドライバーをセッティングしてもらいます。よろしくお願いします!

画像: ドラコン大会出場を目指す飛ばし屋タレント・ユージ(左)が、ノリーこと堀口宜篤プロ(右)のもと、大会本番で使用するドラコン用クラブをガチフィッティング!

ドラコン大会出場を目指す飛ばし屋タレント・ユージ(左)が、ノリーこと堀口宜篤プロ(右)のもと、大会本番で使用するドラコン用クラブをガチフィッティング!

ノリー:よろしくお願いします。さっそくですが、今はどんなクラブを使っているんですか?

ユージ:ドラコンの吉田一尊プロに頂いた「グランディスタROCK YOU」というドラコン用の長尺クラブを軸に、ヘッドはテーラーメイドのM1。ウェートを外して軽くして使っているんですが、M1はもともとコースで使っていたヘッドで、これはあくまでも仮状態なんです。そこで、僕のスウィングを見て頂いたうえで、ノリ―さんにフィッティングをして頂こうと思っているんです。

ノリー:わかりました。ユージさんのゴルファースペックは事前にお聞きしていたので、合いそうなカスタムを4つ用意しておきましたよ。さっそく試打して、数値を見つつ相性を見ていきましょうか。

よろしくお願いします!

「エピックマックスLS×ROCK YOU」カスタムでいきなり史上最長飛距離!?

――ノリーが用意したのはキャロウェイ「エピックマックスLS」、テーラメイド「SIM2マックス」、コブラ「キング ラッドスピード」、ピン「G425LST」の4種のヘッド。それぞれシャフトとの組み合わせもこだわって選んだという。

ノリー:まずはエピックマックスLSから打ってみましょうか。

画像: キャロウェイ「エピックマックスLS」。試打ではロフト9度のモデルを8度に立たせて使用した

キャロウェイ「エピックマックスLS」。試打ではロフト9度のモデルを8度に立たせて使用した

ユージ:分かりました――お! シャフトはグランディスタ「ROCK YOU」、僕が仮のドラコンクラブで使用していたものと同じ48インチシャフトですね。ヘッドはどんな特性なんでしょう?

画像: シャフトはグランディスタ「ROCK YOU」。長さは48インチで、フレックスはS~X相当の「2.0」、重量は51グラムとなっている

シャフトはグランディスタ「ROCK YOU」。長さは48インチで、フレックスはS~X相当の「2.0」、重量は51グラムとなっている

ノリー:寛容性がありつつ低スピン性能が際立ったヘッドですね。ロフト9度のモデルを1度立てて、8度の設定にしてあります。あと、ユージさんの手は超デカいので、その大きさに合わせてグリップも太くしています。

ユージ:本当だ、しっくりきますね。

ノリー:手のサイズが大きい方が細いグリップを使うと、手が余ってしまって上手く握りづらいですからね。自分にピッタリな飛ばせるクラブ選びのポイントその1です。ドラコン大会を目指すユージさんに限らず、アマチュアの方がクラブ選びをする際にも気を付けてほしいポイントですね。

ユージ:ではさっそく打ってみます!

――エピックマックスLS×ROCK YOUカスタムで、平均HS55.3m/s、平均飛距離299.5ヤードを叩き出したユージ。最長飛距離は304ヤードとなっていた。

ノリー:動画でも拝見していましたが、やっぱり間近で見るとスゴいスウィングスピードですね。飛距離もしっかり出ています。

ユージ:あまり良い当たりじゃない球もありましたが、使い慣れた48インチシャフトの慣れもあってか、飛距離の最大値、平均値、共に高かった気がしますね。

ノリ―:たしかに良い結果ですが、もっと良くなる可能性がありますよ。

ユージ:どういうことですか!?

ノリー:実際の試打データをもとに、ユージさんの理想的な打球データをシミュレートできるんです。今ユージさんのスウィングのネックになっているのはミート率ですね。例えば、試打の中の1球をピックアップしてみると、ヘッドスピード56.3m/sでトータル299ヤードだったときの打球のミート率は1.38。これの数値を1.50まで上げるだけでトータル345ヤードまで飛距離も伸びる、という結果が出ています。

ユージ:345ヤード!? 現状320ヤードがマックスだから、今のままで良い当たりさえすれば20ヤード以上も伸びるんですか?

ノリー:ですね。もうユージさんはヘッドスピードで言えばPGAツアーのトップレベルと同じくらいの速さで振れているので、これからはミート率を上げることに注力すれば良いんです。345ヤード飛ばせるだけのポテンシャルは既に「エピックマックスLS×ROCK YOU」カスタムとユージさんのスウィングにあるということなんですよ。

「クラブスピードを上げるより、ミート率を上げることで飛距離アップの可能性は高くなる」。これはラウンド用のクラブを探しているアマチュアの方が試打する際にもチェックしてほしい、飛ばせるクラブ選びのポイントその2ですね。

ユージ:よーし、では次からは真ん中に当てることを意識してやってみます!

――ミート率を意識して再びエピックマックスLS×ROCK YOUカスタムを試打するユージ。なんと3球目でヘッドスピード55m/s、トータル332ヤードという自己最高飛距離を叩き出すことに成功!

ユージ:お、やった!

ノリ―:しかもフェアウェイのド真ん中です。ミート率は1.50で、スピン量も約2600回転と、ヘッドスピードに対して抑えることができています。これはミート率の高さによるものだけでなく、ヘッドとシャフト性能もあると思います。「低スピンタイプのヘッドの方が飛距離は伸びる」。これは飛ばせるクラブ選びのポイントその3です。

ユージ:これが大会で出て欲しいわぁ!

つかまって低スピンで打てる「SIM2マックス×TPTシャフト」カスタム

ノリ―:2本目のカスタムは、テーラーメイド「SIM2マックス」に、PGAツアーの選手も使っているスイス製のシャフト「TPT 16Lo」を合わせたカスタムです。

画像: テーラーメイド「SIM2マックス」。試打ではロフト10.5度のモデルを使用した

テーラーメイド「SIM2マックス」。試打ではロフト10.5度のモデルを使用した

ユージ:長さは46インチと短いですが、硬さがありますね。ヘッドとシャフト、それぞれどんな特徴があるんですか?

ノリー:SIM2マックスはつかまりが良くて低スピン。TPTシャフトはユージさんが言った通り、硬くてハリがあり、まさにPGAツアーの選手好みの低スピン性能の高いシャフトです。自分の力で振っていける方にオススメなので、ドラコンを目指すユージさんにはピッタリだと思います。

画像: シャフトはスイスのシャフトメーカーTPTの「TPT 16 Lo」。長さは46インチ、重量は70グラム台でフレックスは6段階あるラインナップの中で3番目に硬いモデル

シャフトはスイスのシャフトメーカーTPTの「TPT 16 Lo」。長さは46インチ、重量は70グラム台でフレックスは6段階あるラインナップの中で3番目に硬いモデル

ユージ:なるほど。さっそく打ってみます!

――ユージがSIM2マックス×TPTカスタムで打つと、平均ヘッドスピードは55.2m/sで平均飛距離は307.4ヤードという結果に。最長飛距離は312ヤードとなった。

ユージ:球がつかまりやすく感じましたね。

ノリー:つかまり性能は飛距離アップに重要ですね。やっぱりつかまった球の方が伸びますから。これ、飛ばせるクラブ選びのポイントその4です。

ユージ:それもあってか、このクラブは左に打ち出ることが多いですね。もちろん、持ち球のスライスのことも考えて左に打ち出す意識で打っているので、良いことなんですが。

ノリ―:うん。左に真っ直ぐに行っても範囲内に収まるんだったら、それは有りだと思いますよね。

ユージ:あと、平均飛距離が高くてすごく安定していたのも印象的です。出球をコントロールしつつ、安心して振っていけるクラブだと思いました。

純正スペックでもドラコン水準の飛距離!? 「キング ラッドスピード×ツアーAD forラッドスピード」

ノリー:3本目はコブラ「キング ラッドスピード」と純正シャフトのグラファイトデザイン「ツアーAD forラッドスピード」のSフレックスですね。

画像: コブラ「キングラッドスピード」。試打ではロフト角9度のモデルを使用した

コブラ「キングラッドスピード」。試打ではロフト角9度のモデルを使用した

ユージ:お! コブラですか。顔の彫りの深さなら、もっともデシャンボーに近い男ですよ、僕は(笑)。

画像: シャフトはコブラ、グラファイトデッザイン共同開発の純正シャフト「ツアーAD forラッドスピード」の60グラム台Sフレックス。長さは45.5インチとなっている

シャフトはコブラ、グラファイトデッザイン共同開発の純正シャフト「ツアーAD forラッドスピード」の60グラム台Sフレックス。長さは45.5インチとなっている

ノリ―:顔がね(笑)。このヘッドは打感もいいので、ぜひ打ってみてください。

――ユージが打つと、平均ヘッドスピードは52.3m/s、平均飛距離は311.3ヤード。最長飛距離は325ヤードという結果に。

ノリ―:飛んでる飛んでる! 和製デシャンボー、来たねぇ。

ユージ:コブラ、良いですね。このクラブも、ちょっと左に打ち出したほうが距離は伸びる感じです。

ノリ―:やっぱりつかまった球の方が伸びますよね。

ユージ:今まで打ったなかで、ヘッドは一番気に入ったかも。飛距離も長尺シャフトに比べて遜色ないし、これならドラコンの時だけじゃなく、普段コースでも使えそうです。ドラコン用に長くしたらもっと飛距離は伸びるかもしれないですね。

ノリー:そうですね。ヘッドは低スピンのタイプを選んだほうが良いかもしれません。

軽く振っても300ヤード越え「G425LST×スピエボ7」カスタム

ノリ―:最後はピンの「G425LST」とフジクラ「スピーダーエボリューション7」の組み合わせ。ピンの中では低スピンタイプのヘッドで、ロフト9度のモデルをさらにロフトを1.5度立てて7.5度にしてちょっとつかまりを良くしてあります。

画像: ピン「G425LST」。試打ではロフト9度のモデルを7.5度に調整して使用した

ピン「G425LST」。試打ではロフト9度のモデルを7.5度に調整して使用した

ユージ:先ほどから、ロフトを立たせたカスタムを施しているクラブが多いですね。

ノリー:つかまりを良くしたうえで、ロフトを立てることでスピン量を抑える。飛ばせるクラブ選びのポイントその5ですね。ちなみにシャフトはSフレックスですが、重量は70グラム台と重めです。

画像: シャフトはフジクラ「スピーダーエボリューション7」の70グラム台、Sフレックス

シャフトはフジクラ「スピーダーエボリューション7」の70グラム台、Sフレックス

ユージ:たしかに少し重たく感じます。でも長尺で打ってからこういう普通の長さのドライバーを持つとウェッジを持っているくらいの感じになりますね。さっそく打ってみます!

――G425LST×スピエボ7カスタムでの平均ヘッドスピードは50.5m/s、平均飛距離は304ヤード、最長飛距離は313ヤードという結果だった。

ユージ:今まで長尺に慣れているので、普通の長さのシャフトだとタイミングがつかみづらくなってきているというのはありあますね。

ノリー:それはありますね。

ユージ:ただ、試打クラブも4本目で疲れも出てきたなか、軽く振っても300ヤード前後は確実に出てますね。シャフトの感触も良く、クラブが勝手に飛ばしてくれるイメージで打てました。

ユージがドラコン本番用ドライバーに選んだのはどのモデル?

ユージ:4種のカスタムを打たせていただきましたが、僕がとくに良いなと思ったのは最初に打った「エピックマックスLS×ROCK YOU」の組み合わせですかね。

ノリ―:実はこのクラブ、ロフトを1度立てて8度にして、ドローバイアスといってつかまりを良くしているんですよ。

ユージ:あぁ、それで多少こすってもつかまってくれて飛距離も落ちなかったんですね。試打の出だしということもあってスウィングが安定していなかったんですが。

ノリ―:スウィングミスを補ってくれるという点でも、ユージさんと相性がいいと思います。

ユージ:本当ですね。これは今まで打った中で一番相性がいいですよ。結果的に最長飛距離を叩き出したのもこのカスタムでしたし。打感も、つかまりも良いし、あとグリップを太くするもの新しい発見でした! 5月8日の予選会、この一本で絶対に優勝して通過します!

協力/PGST

画像: 飛ばし屋タレント・ユージがぶっ飛びドライバーを打ちまくり!珠玉の4本から選んだのは果たしてどのクラブ?【ユージ ドラコン挑戦#8】 youtu.be

飛ばし屋タレント・ユージがぶっ飛びドライバーを打ちまくり!珠玉の4本から選んだのは果たしてどのクラブ?【ユージ ドラコン挑戦#8】

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