仕事に追われて気がついたら明日は1カ月ぶりのラウンド!できればいいスコアで回りたいけど……そもそも当たるのか!? アマチュアゴルファーがよく出くわす“準備できてない久しぶりのラウンド”で、1打でも少ないスコアでプレーするためにはどうしたらいいのか?プロキャディ・伊能恵子に教えてもらおう。

1か月クラブを振れていなかったとしたら、きっとラウンド当日は不安になっちゃいますよね。プレーの中身がどうこうではなく、「当たるか」「当たらないか」が心配になってしまうと思うんです。結果、スタート前の練習ではとにかく当てにいく練習をしてしまいがち。

だけど、スタート前に30球程度練習したからといってナイスショットが連発できるようになるわけではありません。なので、久しぶりのゴルフでは、「当てること」ではなく「振るリズム」を意識してほしいなと私は思います。

画像: 久しぶりのラウンドで意識するべきこととは?(撮影/渡辺義孝)

久しぶりのラウンドで意識するべきこととは?(撮影/渡辺義孝)

リズムはゴルファーによって異なりますが、私の場合は「1、2、3」のリズムでスウィングしています。1でアドレス、2で始動からバックスウィング、3でダウンからインパクトというようなリズムのとり方。そして、実際に打つときも素振りと同じように1,2,3と振れるようにだけ意識する。

このときにできるだけ飛ばしたいとか真っすぐいってほしいといったことを考えず、「前に転がってくれればどこにいってもいい」という気持ちでリズムだけを大事にしてあげると、感覚が段々と蘇ってくると思いますよ!

画像: 古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

これは、久しぶりのラウンドでなくとも、緊張する場面や調子が悪いときの対策にも有効です。プロゴルファーは普段からスウィングのリズムやプレーのテンポを大事にしていますが、優勝争いになると色々考えすぎてリズムやテンポが遅くなってしまう選手もいて、そういうときは打つ前に「リズムね~」とよく伝えていました。

今日は絶不調!とか、コンペで優勝しそうとかベストスコアが出ちゃうかも!というときは、スウィングのことだけではなく「リズム」を意識してもらいたいですね。

まずは普段の練習から、調子がいい日の自分のリズムを覚えておくことがおすすめ。そうすることで1か月ぶりのラウンドでも、調子が悪い日も、大崩れしてしまう危険性を少し減らせると思います!

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