「中京テレビ・ブリヂストンオープン」が5月21日から3日間の日程で開催される。プロゴルファー・中村修が注目したのは、「オーガスタナショナル女子アマ選手権」で優勝を手にし、今大会に出場する梶谷翼。女子アマチュアの頂点に立ったスウィングを解説。

2021年4月のマスターズの前週に行われた「オーガスタナショナル女子アマ」で優勝を飾った17歳の梶谷翼選手。2019年の日本ジュニア優勝、オーストラリア女子アマ2位、トヨタジュニアワールドカップ団体優勝など数々の実績も持つ実力者です。

中学3年生から彼女を教える青木翔コーチによると、オーガスタでの快挙は「自分で自分の限界を作らない、上を見るけど基礎練習を怠らない」地道な練習を積み重ねてきた結果だと話します。青木コーチ曰く、まだ粗削りな点もあるものの、ショット、パットともにゴルフ力が高いというスウィングを見てみましょう。

画像: 「オーガスタナショナル女子アマ」で優勝を飾った梶谷翼(写真/三木崇徳)

「オーガスタナショナル女子アマ」で優勝を飾った梶谷翼(写真/三木崇徳)

左手の甲をかぶせるストロンググリップで握り(画像A左)、左腕と体の回転が同調したテークバックから右サイドに重心を移動し、背中がターゲットを向く深いトップへとスムーズに進みます(画像A右)。

画像A右の顔の向きを見ると、目線はボールに残しながらもアドレスと比べて右を向いています。これは左手一本でボールを打つ基礎練習の成果なのでしょう、無理なく体と腕が同調しながら手打ちにならない効果が表れています。

画像: 画像A:ストロンググリップで握り、トップは極めて深い(写真/三木崇徳)

画像A:ストロンググリップで握り、トップは極めて深い(写真/三木崇徳)

トップからは、右サイドにスウィングの軸をキープしながら下半身を巻き戻して切り返していきます(画像B左)。インパクト直後の右の画像のフェース向きに注目すると、アドレスでストロンググリップで握った左手の甲の向きのままボールを押し込むように振り抜いています。フェースターンの少ない、方向性に優れたスウィングです。

画像: 画像B:右サイドに軸を残したままダウンスウィングに移行し、インパクトへ。フェースターンは少なめ(写真/三木崇徳)

画像B:右サイドに軸を残したままダウンスウィングに移行し、インパクトへ。フェースターンは少なめ(写真/三木崇徳)

初日は稲見萌寧選手、高橋彩華選手という絶好調の二人との組み合わせ。アマチュア優勝の期待も高まりますが、レベルの高い現在の女子ツアーでどんなプレーを見せてくれるのか非常に楽しみです。

プロテスト受験だけでなく海外の大学への進学も選択肢にあるという梶谷選手。持てる力を存分に発揮して未来を切り開いていくことでしょう。彼女の未来が、非常に楽しみです。

画像: バックスウィング劇的改造!スピン量を減らして飛ばすためのクラブの上げ方を高島早百合が伝授! youtu.be

バックスウィング劇的改造!スピン量を減らして飛ばすためのクラブの上げ方を高島早百合が伝授!

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.