2017年末にテーラーメイドとの契約を終了したセルヒオ・ガルシアが再びテーラーメイドと契約を交わした。一体どんなクラブを選んだのだろうか? ガルシアのクラブ遍歴をゴルフトレンドウォッチャー・コヤマカズヒロが振り返った。

2017年のマスターズ王者、セルヒオ・ガルシアがテーラーメイドと再び契約するという、微妙にほっこりするニュースが届いた。ガルシアは2017年末に15年続いたテーラーメイドとの契約を終了し、直近はクラブ契約フリーとなっていた。

画像: 再びテーラーメイドと契約をしたセルヒオ・ガルシア(写真はGettyImages)

再びテーラーメイドと契約をしたセルヒオ・ガルシア(写真はGettyImages)

かつてのテーラーメイド時代のガルシアは、まさに契約プロの鑑(かがみ)とも言える選手。毎年発売されるNEWモデルに早々とスイッチして、そのクラブで勝利をあげることも多かった。3Wだけ、あるいはウェッジだけは他社、みたいなことはせず、14本すべてを契約メーカーのモデルを使用するのがガルシアのこだわりだ。

テーラーメイドとの契約を終了したガルシアは2年間キャロウェイと契約。その際も14本のクラブをすべてキャロウェイにしていて、おなじみの「ローグサブゼロ」や「エピックフラッシュサブゼロ」などを選んでいた。加えて、当初はボールもキャロウェイを愛用していたが、翌年の2019年はタイトリスト「プロV1」に変更したようだ。

このボール問題が意外と尾を引いたようで、2020年にはプロ人生で初となるクラブ契約フリーの状態で戦った。その際に選んだのは、なんとピン。ドライバーは「G410 LST」で、アイアンは軟鉄鍛造のマッスルバック「ブループリント」だった。ウェッジもピン「グライドフォージド」を使っていて、14本のうち12本がピンという時期もあった。

画像: テーラーメイドと契約終了後、キャロウェイと契約していたガルシア。直近はクラブ契約フリーで戦っていた(写真は2019年の全米オープン 撮影/有原裕晶)

テーラーメイドと契約終了後、キャロウェイと契約していたガルシア。直近はクラブ契約フリーで戦っていた(写真は2019年の全米オープン 撮影/有原裕晶)

その後、ウッド類はテーラーメイド「SIM」に移行したようだが、ピンとガルシアの組み合わせはなかなか新鮮だった。プロ入り当初はタイトリストと契約していたガルシアは、タイトリスト、テーラーメイド、キャロウェイ、ピンと海外大手メーカー4社を渡り歩いた珍しい選手だ。

2021年になってからは、「SIM」に加え、NEWモデルの「SIM2」や「SIM2 MAX」を使用。アイアンは2017年発売のテーラーメイド「P750 ツアープロト」となった。このアイアンは、まさにガルシアがマスターズを制したときに使用していたモデルだ。ここ3年はマッスルバックを選んでいたガルシアだが、コンパクトなハーフキャビティに戻った格好だ。

ボールが新しくなったテーラーメイド「TP5x」になっていることも大きな変更だ。軟らかいボールを好んできたガルシアだが、今回初めて硬いタイプのボールを選んだという。ガルシアはもともとスピン量が非常に多い選手だ。ツアーの中でも屈指のハードスペック好みで、とにかく硬いシャフトを好んできたが、そこまでしてもスピン量は適性よりもかなり多めだったという。

しかし、今年に入り「SIM2」と「TP5x」という<低スピン×低スピン>の組み合わせがハマって、ドライバーで3000rpm近かったバックスピン量は、なんと2000rpm前後となり、その結果として飛距離が大幅に伸びたという。現在のガルシアは、キャリーで310ヤードを超え、10年前と比べて、なんと30ヤード近く飛距離が伸びている。

この飛距離増が、テーラーメイドとの再契約の1つの要因になったのだろう。もう一つ見逃せないのがボール選びで、キャロウェイ時代にもう一つフィットせず、タイトリストを使用していたが、結局契約する前にすでにNEW「TP5x」を選んでいた。

やはり、ガルシアにはテーラーメイドが似合っていると感じる。ギア選びの憂いが解消できたことで、飛距離アップを武器に今季は活躍が期待できそうだ。

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