フィル・ミケルソンが長尺ドライバーを採用して全米プロを制したことで、話題が継続している長尺ドライバーですが、個人的にはミケルソンがミニドライバーもバッグに入れ、ドライバー二刀流を採用したことに注目しています。

ミケルソンの場合、長尺のキャロウェイ「エピックスピード」を飛ばし用、小型のテーラーメイド「オリジナルワン」を置きに行く用として採用していました。このセッティングはアマチュアにも参考になると思うのです。

画像: ドライバー二刀流セッティングで海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」を制したフィル・ミケルソン(写真は2021年の全米プロゴルフ選手権 撮影/Blue Sky Photos)

ドライバー二刀流セッティングで海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」を制したフィル・ミケルソン(写真は2021年の全米プロゴルフ選手権 撮影/Blue Sky Photos)

長尺ドライバーにはメリットとデメリットがあります。振り切れれば飛ぶ一方、ミート率は下がります。長尺にすると球が上がりやすくなるため、ロフトを立てる必要がありますが、ロフトを立てると曲がり幅も大きくなります。ヘッド重量は軽くなければいけませんし、シャフトも通常よりも軽く・硬くなければならない。

「自分にピッタリの使いやすい長尺ドライバー」がつくれた場合、安定してヘッドスピードを出して飛ばせますが、そもそもそのようなクラブをつくるのが難しかったりもするのです。

というわけでわたしは基本的には長尺には懐疑的。ただ、それでも二刀流を進めるというのは、そもそも現代のドライバーがすでに46インチ弱と十分長尺だからです。だからこそ、ティショットギアにもうひとつ選択肢があると、マネジメントがラクになるとわたしは思います。

たとえばミケルソンのような短尺ドライバーは有力な選択肢。43インチ台の長さの“ドライバー”は、置きに行く用のクラブとしては使い勝手が非常にいいと思います。ただ、それをエースにするとやはり飛距離的には物足りない。

そこで、通常のレングスのドライバーを“飛ばし用”として採用する。これにてティショット用ギア二刀流体制が完成します。

抜くのは使用頻度が低く、ミスの確率が高い3番ウッドや、風の強い日のティショット用にと入れてはいるけどあまり使わないアイアン型のユーティリティ、入れている人ならサンドの下のロブウェッジなどが候補となるでしょうか。

ティショットギア二刀流、個人的には採用を検討しています!

画像: いまドラコン女子が熱い! 飛ばし屋たちが勢ぞろいした日本ドラコン選手権をレポート youtu.be

いまドラコン女子が熱い! 飛ばし屋たちが勢ぞろいした日本ドラコン選手権をレポート

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