トラベラーズ選手権最終日、ツアーでもっとも飛ぶ男ブライソン・デシャンボーとドライビングディス186位(平均286.8ヤード)の小平智が同組で対戦した。2人は9位タイから逆転優勝を狙ったが本調子とはほど遠くデシャンボーは19位タイ、小平は36位タイに終わった。そんななか飛距離アップのためありとあらゆる方法を実践してきたデシャンボーが「3年前のショットが生涯最高だった」と意外な言葉を口にした。

最終日もアベレージ310ヤード超(シーズン平均は323.5ヤード)のビッグドライブで小平を圧倒したデシャンボー。初日63で首位タイ発進の小平が最終日は73とスコアを落とし36位タイに終わったが、あのロリー・マキロイでさえ「デシャンボーの飛ばしが羨ましくて彼の真似をしようとしてスウィングを崩した」というほど影響力があるだけに小平にとっては相手が悪かったということなのかもしれない。

そんななかデシャンボーは「悪くないのにスコアをそれほど伸ばせなかった。噛み合えばいつでも勝てるのに。今日だって7アンダー、8アンダーが視野に入っていた」。しかし結果は2バーディ、2ボギーのイーブンパーとバーディを量産できない現状を嘆いてみせた。

画像: PGAツアー「トラベラーズ選手権」を19位タイで終えたブライソン・デシャンボー(写真/Getty Images)

PGAツアー「トラベラーズ選手権」を19位タイで終えたブライソン・デシャンボー(写真/Getty Images)

400ヤードドライブを目指し昨年劇的な肉体改造で超人ハルクのように巨大化。長尺ドライバーを振り抜けるだけの筋力をつけツアーナンバー1の飛距離を実現したが意外なことにメジャーを獲る以前の「2018年のウェイストマネジメント(フェニックスオープン/2月)のあたりが生涯最高のショットを打っていた」と振り返った。

もしかして肉体改造に取り組む前のほうが良かったということ?

「いまはスウィングが少し大きくなり過ぎている。あの頃は自分のゴルフ人生のなかで一番ショットをコントロールできていた。ピークの頃に近づけるべくスウィングをあれこれ調整している。徐々に当時の状態に近づいているけれど一日も早くその状態に戻したい。そうすれば世界ナンバー1に近づけるから」。ちなみに現在のワールドランキングは6位。

飛ばし命だと思われていたデシャンボーから飛び出した意外なセリフ。実はデシャンボーもコントロール命だと思っていた!?

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