いつも決まった練習場のいつもの打席でいつも通り7番アイアンを握り、フルスウィングする。アマチュアゴルファーにとってみたら当たり前の光景かもしれないが、スウィングコーチ・関浩太郎は「いっつもそれではスコアアップにつながらない」と指摘する。一体なぜ?

「いつも決まった打席、クラブ、打ち方……というように、毎回同じ練習を続けているアマチュアゴルファーは少なくありません。そのような練習法でももちろん技術は少しずつ向上しますが、練習がマンネリ化してしまっていると上達スピードが遅いですし、コースでの応用が効かないため、スコアアップにつながりにくいんです」(関浩太郎、以下同)

まずはサンドで10球、アイアンを9、7、5番と各10球、UTとFWをちょこちょこ打って、ドライバーをじっくり30球……と大体の練習メニューを決めているゴルファーは多い。これだと「自分の好きなクラブしか打ってない可能性がある」と関は指摘する。

画像: いつも同じ練習をするのではなく、苦手分野を減らしていくような練習を心がけよう

いつも同じ練習をするのではなく、苦手分野を減らしていくような練習を心がけよう

「マンネリ化した練習は好きなクラブや得意番手を選びがちで、苦手分野は練習不足という状況になりやすいのもデメリットです。上手くなるためには得意分野を伸ばすより苦手分野を伸ばすほうが早いですし、簡単。まずはラウンド中にミスしたクラブとミスの内容をスコアカードに記録して苦手なクラブとミスの傾向を把握。その上で苦手なクラブの練習を集中的に行うことでスコアアップにグッと近づくはずですよ」

たとえばアイアンでのショート番手でダフりのミスが多かったということが把握できたとしたら、ショートアイアンを徹底して練習する。トップはしてもいいが、ダフリだけはNGという風に決めて打つのもいいだろう。ハーフスウィングで球をつかまえる練習も良さそうだ。

このように、苦手を克服するような練習を繰り返し、次のラウンドで同じように記録をとり、ショートアイアンのミスが減っていたらそこの課題は少しずつ改善できているという現状がわかるというわけだ。

「記録→練習→テストと、つねに自分の課題を確認し、それを克服することを繰り返すことでスコアアップができますし“いつも同じ練習”よりも、上達のスピードがグッと早くなります」と関。まずは自分の練習がマンネリ化していないか、振り返ってみよう。

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