みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。今シーズン3勝をあげて絶好調の小祝さくらプロ。その小祝プロは辻村明志コーチ率いる「チーム辻村」の一員です。
その「チーム辻村」で小祝プロがやっている練習方法が週刊ゴルフダイジェストの7/20号に載っていました。いったい絶好調の小祝プロはどんな練習をしているのでしょうか？ 小祝プロがお手製練習器具を使ってやっている練習方法が載っていたので、僕も同じものを作ってやってみることにしました。
週刊ゴルフダイジェスト2021年7月20日号で紹介されていた小祝さくらの自作練習器具を使った練習ドリルを実践！
小祝プロが使っているお手製練習器具というのが、グリップ単体のエンド側にガムテープをグルグルに巻いて団子状にしたもの。見た目は手作り感満点で、いったいどう使うのかまったくわからないです。グリップを使っているので、ブンブン振り回すのかと思ったんだけど、グリップエンドのほうにガムテープが巻いてあるので、どうやら振り回すわけではなさそう。
かなり手作り感満点でカッコイイ練習器具ではないですね（笑）。両腿の間に挟んで使います
この練習器具の使い方、正解は「両ももに挟む」でした。ガムテープの部分を両ももに挟んで、グリップの先の部分が体の正面を指すようにします。で、そのままボールを打つんです。そうすることで体のコア（芯）を感じて、常に意識して打つことができるようになるのだとか。体幹を意識しながら振れるようになるってことですね。僕は家に余っていたグリップのエンド側に新聞紙を巻きつけて、その上をガムテープでグルグル巻いて作りました。
この器具を使う上で気をつけることは、スウィング中にこの器具を落とさないように、しっかりと両ももに挟んだままターンさせること。このとき、下半身だけが先に回ってしまったり、手を返すような動きがはいったりしないようにすることが大事です。そしてフォローでは器具の先端が目標方向を向くようにしっかりターンさせることを意識しなければいけません。
（左）下半身だけが先行して回ってはいけません。（右）下半身が止まって手を返すような動きもダメです
やってみました！ これ、思ったよりもしんどいです。しっかりと両ももで器具を挟んでおく意識がないとフィニッシュの前に落ちちゃいます。スウィング中に下半身が暴れる人は途中で器具が落ちるでしょうね。難しければ最初はフルスウィングではなく、ハーフスウィングからやったほうが良さそう。
しかもね、「器具の先が目標方向を向く」というのがさらに難しい。かなり下半身を使って、最後までターンさせる意識じゃないと目標方向に向きません。スウィングってここまで下半身を使って、しかもターンさせていかなければならないのかってことに驚きます。
下半身の動きに上半身が連動して動かないといけません。そしてフィニッシュでは器具の先端が目標方向を向くようにしましょう
この練習をしていると、しっかりと体の芯を使ってスウィングするというイメージができるようになりますね。そしてインパクトで体が浮き上がったりすることがなくなり、インパクトでボールを強く押し込んでいくという感覚が分かってきました。下半身が暴れないでしっかりと力が伝わるって感じでしょうか。下半身のねばりも出て、インパクトゾーンも長くなるような気がします。下半身に安定感が出てくると、スウィング全体が締まってくるように感じます。
両ももに物を挟んで振るだけで、こんなに効果があることに驚きました。普段この練習をしておけば、ラウンド前にはヘッドカバーを両ももに挟んで素振りとかすると、いい感覚を思い出せるかもしれないですね。
プロはいろんな練習をしているんだろうな～とは思っていましたが、まさか自作の（しかも結構雑な 笑）練習器具を使ってるなんて思いませんでした。プロはグリップを使って作っていますが、棒状のものであればなんでも良いと思うので、みなさんも作ってみてはいかがでしょうか？ ゴルフダイジェスト社さん商品化しないかな？
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