好スコアが続出した「楽天スーパーレディース」の初日、全英女子オープン前最後の試合となる渋野日向子のプレーを月刊ゴルフダイジェストのツアー担当記者が現地からレポート。

「結果を求めてやっていきたい」初日から好発進

今日からオリンピックの男子ゴルフが始まりましたが、女子ツアーも絶賛開催中です。今週は兵庫県の東急グランドオークGCにて楽天スーパーレディースが行われています。初日の今日は、コンディションがよく(気温は30度で暑さは尋常じゃなかったですが……)、バーディ合戦が繰り広げられました。トップのスコアは7アンダー。75人の選手がアンダーパーという展開になっています。

そんな中、注目はやはり日本凱旋3戦目となる渋野日向子選手でしょう。「地元が近くて、応援に来てくれる人もいるので、こっちに帰ってきてからの3試合のなかではもっとも結果を求めてやっていきたいです」と、前日の公式会見で話していました。全英女子オープン前最後の試合ということもあり、かなり気合いを入れて、この試合に臨んでいるようです。

画像: 全英女子オープン参戦前最後の試合となった渋野日向子(写真は2021年の楽天スーパーレディース 写真/大澤進二)

全英女子オープン参戦前最後の試合となった渋野日向子(写真は2021年の楽天スーパーレディース 写真/大澤進二)

その渋野選手は、3バーディノーボギーの安定したゴルフで20位タイにつけています。

「今日はティショットも2打目も安定していた。ショットのできからすればボギーを打つゴルフではなかったですね。初日としては満足のいくゴルフでした」と、本人も納得の出来だったようです。

渋野選手は、春先にはスウィング改造が話題になりました。そのときは、以前に比べて飛距離が落ちていて少し心配になったのですが、今日見る限りでは、印象が少し変わったように思いました。同じ組で回っていた小祝選手を何度かオーバードライブしていましたし、本人も気持ちよさそうにスウィングしていました。

それは本人も感じているようで、「取り組んでいることが春先よりも“少し”できてきているのはあると思います。もちろん、まだまだですが、スウィング中のチェックポイントが減ったので、リズムが良くなってきました。考えることが少なくなったことで、思い切り振れるようになり、飛距離が出るようになったんだと思います」と話していました。

画像: 初日は3バーディノーボギーでホールアウトとなった渋野日向子(写真は2021年の楽天スーパーレディース 写真/大澤進二)

初日は3バーディノーボギーでホールアウトとなった渋野日向子(写真は2021年の楽天スーパーレディース 写真/大澤進二)

さらに、「飛距離が戻った理由はスウィング面だけでなく、体の面もあると思います」と話してくれたのは渋野選手のトレーナーである斉藤大介氏。

「筋力がついたとかそういうことではなく、今取り組んでいるスウィングの、体の動かし方に渋野選手が“慣れてきた”部分はあると思います。『この筋肉をこう動かせば、上手くいく』みたいな感覚が出てきているので、あとはそこにスピードをプラスしていけばいい。そういう意味では、春先よりも飛んでいるのは当然なんですよね」(斉藤トレーナー)

飛距離が戻ってきた渋野選手。今のショットの調子にパットが嚙み合えば……。期待せずにはいられません!

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