ピンまで残り145ヤード。8番アイアンだと少し小さくて、7番アイアンだと大きいという「ビトゥイーンの距離」は難しいもの。この状況でインストラクター・高久あずさは「スタンスの向きを変えるといい」という。一体どういうこと?今さら聞けない、ビトゥイーンの距離の打ち分ける方法を教えてもらおう!

スウィングは同じでスタンスの向きを変える

「1番手大きいクラブで振り幅をいつもよりコンパクトにして打つ。これは一般的な方法ですが、振り幅が毎回バラバラになりやすく難しいと感じているゴルファーも少なくないかもしれません。なので、私は振り幅を変えずにピンの位置によって”飛ぶ要素” もしくは”飛ばない要素”を取り入れることをオススメします」(高久あずさ、以下同)

大きめのクラブで振り幅をコンパクトにして打とうとしても、体が回らずダフリやいつもしないミスが出やすい。短い番手でしっかり振るのもしかりだ。それであれば振り幅を変えない方法で打ち分けたほうがミスが少なくなるというわけだ。

画像: 8番アイアンだと少し小さくて、7番アイアンだと少し大きいという状況はよくある。そんなビトゥイーンの距離はどうやって打つのが正解?

8番アイアンだと少し小さくて、7番アイアンだと少し大きいという状況はよくある。そんなビトゥイーンの距離はどうやって打つのが正解?

高久いわく「ピン位置が奥の場合は”飛ぶ要素”。手前の場合は”飛ばない要素”を取り入れるといい」というわけだが、具体的にどうしたらいいのだろうか?基本的には「スタンスの向きを変えるだけでOK」だとこのように続ける。

「たとえば、ピンまで残り145ヤードで8番アイアンだと小さいけど7番アイアンだと大きいという状況だとします。このときにピンが奥であれば8番アイアンを選び、ターゲットより右を向いて構え(クローズスタンス)”飛ぶ要素”を作ります。その反対にピンが手前の場合は、7番アイアンを選び、左を向いて構え(オープンスタンス)”飛ばない要素”を作る。そうすることで、自然とクラブの軌道が変わりますから、ビトゥイーンの距離にも対応できますよ」

画像: ビトゥイーンの距離はスタンスの向きを変えて"飛ぶ要素"や"飛ばない要素"を取り入れよう!

ビトゥイーンの距離はスタンスの向きを変えて"飛ぶ要素"や"飛ばない要素"を取り入れよう!

ターゲットより右を向いて構えることで右サイドが広く使えるようになり、インサイドに振り抜きやすく、ドロー回転がかかりやすくなることで普段より距離が出せるようになる。

その反対で左を向くとアウトサイドイン軌道で振りやすくなるため、フェード回転がかかりやすく飛距離も多少落ちるということのようだ。ちなみにピンがセンターの場合は「手前と奥のどちらにハザードがあるかで、判断することがベター」だという。

画像: ピンが手前の場合は左を向いてアドレスして"飛ばない要素"(写真右)を作る。ピンが奥の場合はその反対で右を向いて構えて"飛ぶ要素"を作ることでビトゥイーンの距離を打ち分けられる

ピンが手前の場合は左を向いてアドレスして"飛ばない要素"(写真右)を作る。ピンが奥の場合はその反対で右を向いて構えて"飛ぶ要素"を作ることでビトゥイーンの距離を打ち分けられる

「スタンスを変えることで軌道が変わるため、振り幅もスウィングも変えなくていいというのが今回紹介した打ち分け術のメリットです。なので、打つときはドローやフェードを打とうという意識ではなく『ちょっとつかまえたい』『逃がしたい』という考えで取り入れてもらえると簡単に感じると思いますよ!」

まとめるとピンが奥の場合は小さめのクラブを選択し右を向いて構え“飛ぶ要素”を取り入れる。ピンが手前の場合は大きめのクラブを選択し“飛ばない要素”を取り入れるというわけだ。

スウィングを変えないためシンプルで実践しやすいはず。ぜひ、参考にしてみよう!

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