44.5インチと思い切った短尺仕様で登場したプロギアのニュードライバー「エッグ44」をプロゴルファー・中村修と堀口宜篤が試打! どのような性能に仕上がっているのかたしかめた。

短尺の振りやすさ、ミート率の高さと飛距離性能を両立

本日(2021年10月11日)発表となったプロギアのニュードライバー「エッグ44」は、モデル名にもある通りクラブ長が44.5インチと一般的なモデルより短尺仕様のドライバーだ。

通常短尺ドライバーはクラブ長が短くなってミート率が上がるぶんヘッドが描く円弧も小さくなり、ヘッドスピードや飛距離が落ちる傾向にあるが、エッグ44に関してはヘッド重量を208グラムと重めにしてインパクト効率を高めることでカバー。

画像: プロギアのニュードライバー「エッグ44」をプロ2名が試打!

プロギアのニュードライバー「エッグ44」をプロ2名が試打!

ヘッド自体も低・深重心設計で低スピンかつ打ち出し角の高さを確保し、フェースにCNCミルドを採用することで反発性能を高めるなど、短尺ドライバーが持つ振りやすさ、ミート率の高さという持ち味を活かしながら、飛距離性能も高めた仕上がりとなっている。

ではその性能はいかほどか。さっそくプロゴルファー・中村修と堀口宜篤にエッグ44ドライバーの10.5度モデルを試打してたしかめてもらおう。

まずは構えた際の印象から聞いてみると「やさしさの塊ですね(笑)」と堀口。

「ヘッドも大きく安心感がありますし、シャローなのでそんなにミスが起きなそうなイメージが湧いてきます。クラウンのフェース側がグレー、後方側が黒のツートンカラーになっていて、テークバックする際のフェースの向きもイメージしやすいように感じます」(堀口)

画像: プロギア「エッグ44」ドライバー(写真は10.5度モデル)

プロギア「エッグ44」ドライバー(写真は10.5度モデル)

中村も「構えたときにかなり短く感じますが、それがそのまま振ったときの安心感にもつながりそうです」とエッグ44ドライバーの見た目を評価。では両者の試打結果はどのようになったか。ロフト10.5度のヘッドと純正シャフト「M-43」のSフレックスを組み合わせたモデルを試打した際のデータは以下の通りだ。

【堀口のエッグ44ドライバー(10.5度)の試打結果】
HS43.1m/s キャリー230.3Y トータル253.7Y 打ち出し角14.2度 ボール初速61.8m/s スピン量2499.3回転

【中村のエッグ44ドライバー(10.5度)の試打結果】
HS44.7m/s キャリー241.7Y トータル263.3Y 打ち出し角12.3度 ボール初速65.5m/s スピン量2513回転

「私が45.75インチのドライバーを打つと、大体ヘッドスピードは46m/s前後でボール初速は68m/s、キャリー255、トータル270ヤードほどです。もちろん44.5インチと短尺なので一般的な長さのドライバーより一発の飛びでは劣りますし、平均値でも実際平均7ヤードほど落ちていますが、その一方で1打ごとの飛距離のブレが少なく球の曲がり幅も収まっていました。振っているときは重さを感じないですが、しっかり重みのあるインパクトで高さを出して飛ばしてくれていて、ミート率の高さによる安定感、飛距離のロスの少なさはすごく感じますね」(中村)

堀口に関しても中村と同様、45.75インチのドライバーを振った際の平均ヘッドスピード46m/s前後平均トータル飛距離265ヤードという数値からは落ち込んでいるが、もともとある程度芯で打てるプロが打ってこの数値だから、そもそものミート率に難があるアマチュアが打てばよりその恩恵を受けられるかもしれない。堀口も「短尺ゆえにミート率が高まりやすいぶん、そこまで大きく飛距離に影響しなさそうですし、ヘッド自体の性能の高さも感じます」という。

「打音が甲高くて弾き感強めな印象ですが、意外とボールが吸い付いてくれる感触もあります。打ち出し角14.2度とめちゃくちゃ高さが出てなおかつつかまえてくれるので、かなりやさしく飛ばせますね。ゆったり切り返すゴルファーはとくに気持ち良く振れそうです」(堀口)

それに加えて「純正シャフトの性能も良いですね」と中村。

「M-43は先端部がある程度しっかりしていて先走りし過ぎない仕上がりです。短尺ドライバーの持ち味であるミート率の高さを最優先に、ヘッドを含めてフェース面のボール初速が出るエリアでボールをとらえられるように設計されているのを感じました。スピンも抑えられていますし、短尺の振りやすさと飛距離性能を両立できていると思いますね」(中村)

このようにプロ2名ともエッグ44の持ち味を高評価。ちなみにエッグ44は10.5度のほかに9.5度のモデルもラインナップされているが、微妙に設計が異なっているのも面白いところ。10.5度に関しては重心角34度でよりやさしくつかまえられる設計、対して9.5度は重心角32度とヘッドの返りやすさに変化がつけられている。また、見た目についても「印象は結構変わります」と堀口。

「9.5度モデルは10.5度と比べると逃げ顔で、トウ側のボリュームにも少し差があります。構えたときの印象も変わってくるので単なるロフト差以上に違いが出ていますね」(堀口)

画像: 左が9.5度、右が10.5度のエッグ44ドライバー

左が9.5度、右が10.5度のエッグ44ドライバー

形状や重心角が変わったことで「実際に打ってみると9.5度モデルも適度につかまえてくれますが、平均打ち出し角が私の場合11.6度、堀口プロが12.1度と10.5度モデルを打ったときよりやや低め。そのぶん球の強さに関しては9.5度モデルのほうがありますね」と中村は言う。

「10.5度モデルはやさしく球を上げてつかまえてくれるモデルで、9.5度はややハード。より叩ける方や高さを自分である程度出せる方にオススメできそうです」(中村)

いずれにせよ、ただクラブ長を短くするのではなくヘッドを専用設計することで高弾道・低スピンといった最近のドライバーに求められる性能を押さえつつ、短尺ならではの扱いやすさも兼ね備えたモデルと言えそう。最近のドライバーはどうにも長くて振りにくいという方はぜひ試してみてほしい。

画像: 日本イチ飛ばす女子大生・長谷川円香がゴルフ女子に特別レッスン!飛距離はどれだけ伸びるのか youtu.be

日本イチ飛ばす女子大生・長谷川円香がゴルフ女子に特別レッスン!飛距離はどれだけ伸びるのか

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