10月15日から3日間の日程で開催される「富士通レディース」。現地取材するプロゴルファー・中村修が見つけたのは……発表前の“ゼクシオ”の最新モデル!? その正体に迫った。

青木瀬令奈がいきなり“実戦投入”

ダンロップのゼクシオといえば、言わずとしれた国内のトップブランド。2年に1度発売されるのが恒例となっていますが、その12代目がいよいよツアーでお披露目されました。メーカーからの正式発表はまだですが、最新モデルで間違いないでしょう。

青木瀬令奈選手が月曜日からテストを開始し今週から実戦投入すると聞きつけてコースで弾道を確認しましたが強い弾道で距離も出ていそうです。ソール面を見ると「X」のロゴが見えているのでこれまで使用していた「ゼクシオ」シリーズではなく「ゼクシオX」のモデルを使用しているようですね。ゼクシオXは、11代目の現行モデルから登場した、やや重く、ややハードなスペックのもの。

その最新モデルと思しきヘッドには、ゼクシオ初のネック調整機能が装備されていることも確認できます。

画像: 新たなゼクシオドライバーをテストする青木青木瀬令奈。2019年に発売された11代目よりラインナップに加わった「ゼクシオX」の後継モデルと思われる

新たなゼクシオドライバーをテストする青木青木瀬令奈。2019年に発売された11代目よりラインナップに加わった「ゼクシオX」の後継モデルと思われる

大西翔太コーチによると、テストの一発目からいい球が出て、青木選手自身も「大きい球が打てる」と好感触だったようです。ネック調整機能もあることで自分に合わせた調整がしやすく、早速の実戦投入になったとのこと。

同じダンロップの「スリクソン」ブランドのドライバーと同じネック調整機能を装備しているそうなので、スリクソンユーザーにも受け入れられる可能性大ですね。新しいゼクシオ、早く試打してみたいですね。

画像: 新たなゼクシオXドライバーに青木は「大きい球が打てる」と好感触のよう

新たなゼクシオXドライバーに青木は「大きい球が打てる」と好感触のよう

アッタスの13代目は「アッタス キング」

そしてUSTマミヤのアッタスシリーズのシャフトの第13弾「アッタスキング」もテストを開始しました。テストした青木瀬令奈選手は「先が動いてしっかりつかまるから右に抜けない」と評します。スライスに悩むアマチュアゴルファーにマッチする性格を持っているシャフトです。

手元から中間にかけて4軸のシートを贅沢に使用しているので、「手元はある程度しっかりさせ、中間から先にかけて走り感があり球をつかまえてくれる」と、ツアー担当の石川峻氏は教えてくれました。大型ヘッドで球が右に逃げる人に良さそうですね。

画像: アッタスシリーズ13代目の「アッタスキング」。青木は「先が動いてしっかりつかまるから右に抜けない」と評価

アッタスシリーズ13代目の「アッタスキング」。青木は「先が動いてしっかりつかまるから右に抜けない」と評価

RMX VDは福田真未が実戦投入

最後にヤマハの新ドライバー「RMX VD」を既に実戦投入している福田真未選手。トラックマンを使用して数値を見ながら弾道の強さ、飛距離を改めて確認していました。スピン量が抑えられて飛距離も伸びていると手ごたえを感じていたようです。

ツアー担当の竹内一真氏によるとバックフェースのスライド式のウェートで選手の持ち球を活かした調整がしやすくなり、選手にとって最適な初速、スピン量が得られることで飛距離も伸びていると自信を持って答えてくれました。

福田選手はロフトは9.5度で中弾道の強い球を連発。かなりの自信作のようなので試打してみたくなるクラブです。

画像: 福田真未はすでに実戦投入済みのヤマハのニュードライバー「RMX VD」の打球結果を弾道測定器でチェックしつつ、さらなる調整を進めているようだ

福田真未はすでに実戦投入済みのヤマハのニュードライバー「RMX VD」の打球結果を弾道測定器でチェックしつつ、さらなる調整を進めているようだ

シーズンは後半を迎え、シードを確保できた選手は来春に向けて新製品のテストを開始する時期になって来ています。残り試合の実戦で使いながら調整できるので来シーズンに向けて少しでもアドバンテージをとっておきたいところです。新製品を投入した選手の成績にも注目ですね。

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