人間の体の動きには4タイプに分かれると言われる「4スタンス理論」の提唱者、廣戸聡一(ひろと・そういち)先生にタイプ別診断してもらった! ゴルフ記者・S子はどのタイプだった?そもそもタイプ通りの動きができていた!? 体験した模様をレポートする!

こんにちは、ゴルフ記者・S子です。ゴルフにはさまざまなレッスンがありますが、「4スタンス理論」って聞いたことありますか?

知っているよ! というゴルファーの方もいると思いますが、4スタンス理論をS子流に簡単にお伝えすると、廣戸聡一(ひろと・そういち)先生が提唱する独自の理論で、すべての人間の体の動きは4タイプに分かれるというものです。

4つのタイプとは「A1」、「A2」、「B1」、「B2」……、でもS子は診断してもらったことがないので全然わからない。検討もつきません。でも、タイプを知っていたらゴルフ上達の近道になる可能性があるかも! ということで、廣戸先生が主宰する「廣戸道場」へお邪魔してきました!

結果からお伝えすると、診断してもらわなければS子が悩んでいる「アーリーリリース」は直ることなかったんだな~と痛感!(笑)なぜそこまで思えたか、診断からS子の現状から対策案までレポートしていきますね。

まずは、4スタンス理論についてもう少し詳しく知るところから。

廣戸先生、4つのタイプがあることはわかったのですが、自分のタイプを知ることでどんなことが可能になるのでしょうか?

「4スタンス理論とは僕が考えた学問である『骨理学』のことで、利き目と同じように生まれ持ったタイプのことを示します。よく筋肉を強化すると運動能力が上がると思っている方はいますが、筋肉はただのエネルギー。動かすのは全身の骨格になりますから、自身が生まれつきもっている動作の傾向を知ることで、自然な動作ができる状態、すなわち”ナチュラルな状態”に持ってくることが可能になりますよ。もちろんゴルフ上達の近道にもつながるはずです」(廣戸先生)

画像: 廣戸聡一(ひろと・そういち)先生が提唱する「4スタンス理論」を体感してみると……?

廣戸聡一(ひろと・そういち)先生が提唱する「4スタンス理論」を体感してみると……?

なるほど~! S子の利き目は右ですが、それと同じようにタイプがわかれているんですね。では、タイプを知らなかった場合、自分のタイプ以外の動作を自分ですることなんてあるのでしょうか?

「もともとは自分の本来持っている自然な動きですから、自分から自分のタイプの動きに寄せる必要はありません。ただ、人間は不自然な動きでもアジャストしてしまう能力があるので、タイプじゃない動きで覚えているケースも少なくないんです。ですから、自分のタイプを知っておくことで、自然な動きを確認するひとつの目安になるはずですよ」(廣戸先生)

確かに動きやすいほうにシフトチェンジしてしまうのは身に覚えがあります!(笑)

タイプ診断の方法はいろいろありますが、今回は仰向けで横になった状態から廣戸先生が直々に診断してくれました! うれしい!

「土踏まずのアーチの母指球側とかかと側に付け根がありますよね。母指球側を押したときに体が動いたら(揺れる)Aタイプ。S子さんの場合は、かかと側を押すと動きますからBタイプということがわかりますね。ちなみに母指球側を100万時間押しても動くようにならないからね(笑)」

さらにここから「1か2か」を調べていきます。

「かかとの付け根が人差し指の延長線上にある場合は『B1』タイプ。薬指の外側にあるのは『B2』タイプ」とのこと。S子は人差し指の延長線上にあったので「B1」タイプのようですが、果たして、ちゃんと「B1」の動きでスウィングできているのでしょうか?

画像: 廣戸先生直々にタイプを診断してもらいました!

廣戸先生直々にタイプを診断してもらいました!

「『B1タイプ』のスウィングの特徴は多くありますが、『1.インパクトまで顔が残っていること』と『2.体重移動が少ないこと』と『3.アウトサイドイン気味の軌道』と『4.ひじやひざ、足首を柔らかく使うこと』がメインです。S子さんのスウィングを見ると、最初の3つはできていますが、4つ目は反対にAタイプの『ひじやひざや足首を固定させている』になっているため、その部分だけ『B1タイプ』のアドレスを取り入れてあげるといいと思いますよ』(廣戸先生)

だからこそ、冒頭で話した「アーリーリリース」の悩みはむしろ「アーリーリリースを”しないと”当たらない状態のスウィングだった」とのこと……(トホホ)。

ですが、S子がAタイプの動作をしているのはアドレスですから、修正することは可能! という点が唯一の救いですね(笑)。

どうしたら直るのか、同席してくれた4スタンス理論でレッスンをするプロゴルファー・西野貴治さんに教えてもらいました!

「アドレスを作る際には”すぐ動き出せる状態を作ること”から始めます。まずは土踏まずの延長線上に頭があるイメージで直立しましょう。そしてグリップを握るときは(右手打ちの場合)左手は下から、右手は上から持ち胸の前にもってきます。このときに腕を伸ばしてしまうとバランスをとろうと無意識に体が後ろへ下がってしまいますから、手と胸は近く置くこと。その上で何度か屈伸をして、アドレスしていきましょう!」(西野プロ)

画像: アドレスに入り方から違いますと指摘を受けたS子。はたしてその結果は……?

アドレスに入り方から違いますと指摘を受けたS子。はたしてその結果は……?

いちばん基本的なアドレスですが、前傾のことなどまったく考えずに西野プロに言われた通りに構えたアドレスと今までのアドレスを見比べると腕の位置がまったく違うのがよくわかります! 今までは腕が伸び切っていますが、今は余裕があるのが比較できますよね。

「アーリーリリースが起きている原因と現象は違いますから、アドレスさえタイプ通りに構えられたら、アーリーリリースという現象は出にくくなります。ですから『アーリーリリースを直そう』ではなく正しいアドレスを覚えることのほうが重要だと僕は思いますね」(西野プロ)

いままでのスウィングは「頑張っている」感覚がありましたが、「B1」のアドレスにすると「もっと意識しなくていいの?」というくらいスウィングがラクになるんです! というのも、廣戸先生いわく「『意識』や『手ごたえ』は余計な力を入れてしまっていた可能性が高い」ということみたい! なんか妙に納得しちゃいます!

画像: 今までのアドレス(左)は腕がピンと伸びているが、修正後(右)はひじに余裕があるのがわかる

今までのアドレス(左)は腕がピンと伸びているが、修正後(右)はひじに余裕があるのがわかる

自分のタイプがわかることでスウィング迷子になったときに戻れる場所ができるし、怪我もしにくいはず。S子のようにスウィングの悩みを抱えるゴルファーはもしかしたら自分に合っていないタイプの動きかもしれませんね。

「4スタンス理論」はスウィング作りする上で目安や原点となるな~と実感したS子なのでした。

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