ヤマハのニューアイアン「RMX VD」「RMX VDツアーモデル」をプロゴルファー・中村修と堀口宜篤が試打! どのような性能になっているのか、確かめた。

ヤマハの2022年モデル「RMX VD」シリーズにはアイアンが全3機種ラインナップされている。なかでも注目を集めていたのはアイアンにして慣性モーメント値4000g・cm2を実現した「RMX VD40」だったが、では残る2モデル「RMX VD」「RMX VDツアーモデル」についてはどうだろうか。プロゴルファー・中村修と堀口宜篤の2名に、2モデルの7番アイアンを試打してもらい、その性能のほどを確かめてもらった。

やさしさと見た目のシャープさを兼ね備えた「RMX VD」

まずは「RMX VD」から見ていこう。本モデルの特徴的な部分は、後述の上級者向けである「RMX VDツアーモデル」とほぼ同等の小ぶりなヘッドでありながら、寛容性も高めている点だろう。

キャビティ構造を採用し、ロフトは7番で32度とアスリート向けモデルより若干ストロングロフト化。クロムモリブデン鋼を素材とする一体鋳造により、重心設計を最適化し飛距離や方向性、そして操作性の向上を図っているという。

堀口はその見た目を「コンパクトながら、少しトップブレードに厚みがあって構えたときの安心感がすごくあります」と評する。

画像: ヤマハ「RMX VDアイアン」(写真は7番)

ヤマハ「RMX VDアイアン」(写真は7番)

「セミオフセットでボールが逃げるイメージは湧かないですが、かといってつかまり過ぎもしないように感じます。バックフェースのキャビティ部を見るとアンダーカットが少し入っていて、そこからもやさしさを感じます」(堀口)

中村も「フェースの高さがトウ側からヒール側にかけてかなり落ちていて、すごくシャープなアイアンに見えますが、実際に構えてみるとトップブレードの厚さもあって少しやさしさも感じますね。スコアラインもビシッとターゲット方向を向くような入り方をしていて、非常に構えやすいです」という。

では両者が実際に「RMX VD」の7番を試打した際のインプレッションを聞いてみよう。

「打感は柔らかめですね。寛容性が高く、どちらかというと真っすぐ狙いたくなりますが、操作性もある程度はあってスウィングに反応してくれます。これはかなり打ちやすいアイアンと言えますね」(堀口)

同じく中村も「アンダーカットキャビティのおかげでスウィートエリアが広く、実際に打つとやさしさを感じる一方で、操作性もあります」という。加えて「構えた見た目はアップライトに見えたのですが、振っていってもそんなに引っかかりませんでした」と、ただやさしいだけでなくある程度振っていけるゴルファーでも扱える仕上がりになっているとのことだ。

プロ好みの見た目と性能を持つ「RMX VDツアーモデル」

続いて打ったのは「RMX VDツアーモデル」。名前の通り、プロの使用も想定したアスリート向けのハーフキャビティアイアンで、軟鉄鍛造かつ、焼きなまし製法を採用することでヘッドをさらに軟らかくし、フィーリングの向上を図っている。ロフトも7番で34度と寝た設定だ。

画像: ヤマハ「RMX VDツアーモデルアイアン」(写真は7番)

ヤマハ「RMX VDツアーモデルアイアン」(写真は7番)

ヘッドサイズを見ると「RMX VD」と同程度だが、見た目の印象は「やはりツアーモデルという感じです」と中村は言う。

「たしかにモデル名通り、プロが好みそうな形状です。構えるとかなりストレートに見えて、見た目の美しさ、デザインの良さがありますね。カッコ良くて構えやすいですよ」(中村)

堀口も「トップブレードが『RMX VD』よりすっきりしていて、構えたときに操作性の高さを感じますね」という。では『RMX VDツアーモデル』についても7番を両者に試打してもらい、実際に打ってみた印象を聞いてみよう。

「まず打感は『RMX VDツアーモデル』のほうが明らかに柔らかい感触があります。『RMX VD』よりもロフトは寝ていますが、距離的にも落ちている感じはありませんね。加えてしっかり高さも出ていきますし、コントロール性でも勝っているように感じます。弾道を打ち分けたいゴルファーやパワーヒッターであれば、『RMX VDツアーモデル』のほうがオススメと言えるでしょう」(堀口)

中村も「高低差やドロー・フェードの打ち分けなど、操作性の高さもそうですが、インパクトした際にフェースのどこでヒットしたかが手に伝わりやすい、という点も重要なポイントですね」と話す」。

「もちろん『RMX VD』のやさしさにもメリットはありますが、そのぶん芯の位置がぼやけてしまいます。その点『RMX VDツアーモデル』に関しては、ミスヒットかどうかがしっかりフィードバックされるので良し悪しが判断できるし距離感もつかみやすい。重心位置なども含めて非常にクラブとしてのバランスが良く、中・上級者向けモデルとしては何の文句もない仕上がりになっていますね」(中村)

さて、試打を終えた両者に2モデルを位置づけについてまとめてもらうと、「RMX VDツアーモデル」については「見た目と操作性、フィーリングに優れた中・上級者向けアイアン」。「RMX VD」については「シャープな見た目ながらしっかりやさしさも感じられて打ちやすいアイアン」で、ちょうど「RMX VD40」と「RMX VDツアーモデル」の中間にあたる、合うゴルファーのレンジが広いモデルだという。

もしアイアンの買い替えをけんとうしているなら、プロ2名の意見を参考にぜひ実際に試打してみてその性能を確かめてほしい。

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