中古ショップ巡りを習慣とし、つねに掘り出し物を探しているゴルフ業界人、通称「中古名器ハンター」が“名器”と呼ばれる中古クラブをハンティング! 今回はあの名手のモデルとして作られたアイアン!

今回紹介するのはヤマハのアイアンです。

ヤマハのアイアンといえば、昨年発売となった「RMX VD40」が話題になっていますね。

ヘッドが大きくて奇抜な形状をしているモデルですがアドレスしてみると、まるでだまし絵のように、特徴的な形状が隠れて、プレーヤーの目からはヘッドが大きいアイアンにしか見えない。打ってみると特大の慣性モーメントで真っすぐ高く飛びます。

もうひとつ、ストロングロフトで2番手以上飛ぶという飛距離重視型アイアンの代表、「UD+2」も有名です。ヤマハに限らず最近のアイアンは機能性を追求しており、ヘッドに異素材を使ったり、中空にしたりと、ハイテク化が進んでいます。

しかし、本来ヤマハといえば、軟鉄鍛造で複合素材を用いていない、いわゆる「一枚もの」のアイアンがかなり評価されているメーカーです。格好よくて打感がいい、コアなファンも多くいます。

画像: やさしめのセミキャビティ、通称「谷口キャビティ」と呼ばれた2013インプレスX Vフォージド

やさしめのセミキャビティ、通称「谷口キャビティ」と呼ばれた2013インプレスX Vフォージド

今回狙っていただきたいのは2013年モデルの「インプレスX Vフォージド」。契約プロである谷口徹使用モデルとして開発され、やさしさ重視で通称「谷口キャビティ」と呼ばれていました。ちなみにこの年に発売されたもうひとつのモデル「インプレスX Vフォージド ツアーモデル」は、鍛造マッスルバックで「藤田マッスル」と呼ばれていました。

キャビティと言われていますがそれほどバックフェースはえぐれておらず、ヘッドは大きめで、ソール幅が広く、打ってみると軟鉄鍛造アイアン特有の軟らかい打感が心地よく、クセになりそうです。ロフトは7番で32度と、ほどよいストロングロフトで距離も出て、じゅうぶんいまのモデルとして通用します。

過去のモデルとして埋もれさせてしまうのが、もったいないほどのできのよさ。ぜひ、探して手に入れてもらいたいアイアンですね。

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