ブライソン・デシャンボーとダスティン・ジョンソン、USPGAツアー屈指の飛ばし屋2人が使う話題のシャフトが「LA GOLF」。アスリートが使うこのシャフトの「Rフレックス」をゴルフステージ成城のクラブナビゲーター・吉田朋広が解説。

2022年の米ツアーも本格的にスタートしまして、注目シャフトの紹介です。
ブライソン・デシャンボーとダスティン・ジョンソン、USPGAツアー屈指の飛ばし屋2人が使う話題のシャフトが「LA GOLF」です。パターシャフトから人気に火がつき、ドライバーシャフトもハードヒッターを中心に注目度が上がってきています。
プロ並みのヘッドスピードを持ったアスリートならラインナップの中心的存在のSフレックスを試して判断すればいいのですが、一部のゴルファーに限定されてしまいます。

今回は一般のアマチュアゴルファーが使えるシャフトは? という視点からRフレックスの2つのモデルをピックアップして検証したいと思います。

画像: パター用のシャフトから人気が広まった「LA GOLF」シャフト

パター用のシャフトから人気が広まった「LA GOLF」シャフト

硬いのに振るとしなやか
独特なしなりの「TRONO55」

再現性の高いスウィングを作り上げるためにブライソン・デシャンボーと共同開発したモデルです。マットブラックで塗装された外観は強靭でハードさを感じさせるデザインが特長。振ってみると手元側から中間部分にかけてはハリがあり「55R」という設定にしてはやはりハードなイメージです。硬めに設計してある中間部から先端部にかけて押し込むような動きで、ボールはとらえやすいですね。インパクトでボールにエネルギーを効率よく伝えて、ボールスピードをアップさせるシャフトだと思います。

Rでもある程度のヘッドスピードは必要だと思います。外装部がめちゃめちゃ硬く、振るとしなやか、いままでにない打ったことのない新しい感覚の振り心地で、飛距離性能は高いといっていいでしょう。

ロースピン性能のシャフトですのでインパクトをしっかり作るイメージのヒッタータイプにピッタリで、左を気にせずに振っていけるのでボールの吹け上がりはありません。

画像: テストクラブのスペックはヘッド重量198グラム45.25インチバランスD1.5でシャフト振動数は259CPM。数値的にはRフレックスとしてはかなり振動数が高め。トルクはメーカー公表値で5.0

テストクラブのスペックはヘッド重量198グラム45.25インチバランスD1.5でシャフト振動数は259CPM。数値的にはRフレックスとしてはかなり振動数が高め。トルクはメーカー公表値で5.0

なめらかな切り返しと
走り感「TOUR AXSホワイト」

「TOURAXS」はブルー、レッド、ホワイトの3種類の展開される「LAGOLF 」のメインモデルです。「AXSホワイト」はブルーやレッドに比べてシャフト剛性が全体的に低めでスウィンガータイプが使いやすいモデルになっています。シリーズ唯一の先中調子で先端部の動きも感じやすい設計です。日本のシャフトメーカーから発売されている一般的な「50R」のシャフトと比較して振動数は「TRONO」と同様に高めの数値です。あくまでもこれが「LA GOLF」の基準なのでしょう。

実際に振ってみると手元側の剛性は「TRONO55 R」に比べる適度に緩く感じます。
「TRONO」と打ち比べていることも影響していますが、日本のシャフトメーカーから発売されているアスリートモデルシャフトと比べても手元側は硬くは感じません。

シャフトにハリはあるものの切り返しでもスムーズでなめらかに動き、先端部の「走り感」も実感できます。振り抜きやすく、ヘッドスピードもアップする感じがしますね。ボールはとらえやすく、弾道はやや高めの打ち出しになるのも特長です。
ロースピン性能のシャフトですが、インパクトロフトもキープできるのでボールは上がりやすくなります。海外ブランドのヘッドを使っていて、ボールのつかまりと打ち出し角のアップ、そしてシャフトに「スピード感」を求めるゴルファーにオススメです。

画像: テストクラブのスペックはヘッド重量198グラム45. 25インチ、バランスD0.5でシャフト振動数は255cpm、トルクはメーカー公表値で4.8

テストクラブのスペックはヘッド重量198グラム45. 25インチ、バランスD0.5でシャフト振動数は255cpm、トルクはメーカー公表値で4.8

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