横田真一プロがおすすめする様々なアプローチの打ち方を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオがまとめて試してみた。

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。スコアを作るために大事なのって、やっぱりグリーン周りです。そうそうパーオンなんてしないアマチュアですから、いかにグリーン周りからパーを拾うかってのが大事になるんですよね。

でも、アプローチって難しいですよね。僕もいろんな打ち方を試したりしますが、なかなか「これだ!」って打ち方が分からない。ま、アプローチの打ち方に正解なんてないのでしょうが、できれば「この打ち方ならミスしない」ってのを自分なりには持っていたい。

月刊ゴルフダイジェスト3月号に”ヨコシンのアプローチ研究「コレが効きました!」”という記事がありました。ヨコシンこと横田真一プロがいろんなアプローチの打ち方を試している記事なので、僕もその中からいくつか試してみることにしました。

画像: 月刊ゴルフダイジェスト2022年3月号で特集されていた、横田真一プロおすすめのアプローチのコツを実践!

月刊ゴルフダイジェスト2022年3月号で特集されていた、横田真一プロおすすめのアプローチのコツを実践!

横田真一プロはアプローチのイップス歴が20年らしく、YouTubeの撮影のときにいろいろなプロにアプローチを教わって試してみたらしいです。その中からビビッときた教えを記事で紹介してくれているわけです。

横田プロがビビッときた教えですから、僕たちアマチュアもビビッと来るかもしれません。

まず試してみたのが奥田靖己プロの教え。とにかくゆるゆるにクラブをグリップして、ヘッドの自然落下にまかせる打ち方。ゆるゆると言っても、本当にゆるゆるに握るのってなかなか難しいらしく、ティッシュを破れないように持つくらいのイメージで指で引っ掛けるだけでクラブを持ち振ってみたほうがいいとのこと。

画像: 指先だけで持つようにして振ってみると、クラブの重みだけで振る感覚がわかる

指先だけで持つようにして振ってみると、クラブの重みだけで振る感覚がわかる

指で引っ掛けるだけでクラブを振ってみると、完全にクラブの重みだけで振ることができます。これをやると、インパクト後にヘッドが腕を追い越していく感覚が分かります。どうしてもハンドファーストでインパクトしようとするとリーディングエッジが刺さってしまう人にはとてもいいかも。また手を一生懸命動かしてしまっている人も、ヘッドの重さで振るという感覚を覚えると、もっと楽に打てるようになると思います。

この感覚を生かしながらアプローチをしてみると、バウンスが滑る感覚がよく分かるようになりました。スピンもけっこうかかるし、振り幅で距離の調整がしやすくていいかもしれません。いかにクラブの動きを腕が邪魔しないようにするかってのがポイントですね。

次にやったのが陳清波プロの教え。これは左手のグリップを下から持つようにするということ。僕はほかのクラブの握り方と同じように、左手は少し上から握っていたのですが、これを下から握るようにするといいらしい。陳プロによると、左手を上から握ってしまうとインパクトのときに左肩が上がってロックされてしまい、ヘッドがスムーズに出なくなるらしいんです。しかし下から握るようにすると、左肩がスッと後ろに引けてヘッドが走ってくれるということなんです。

画像: (左)左手を上から握らずに(右)下から握るようにグリップする

(左)左手を上から握らずに(右)下から握るようにグリップする

やってみましたが、たしかに左手を上から握っていると、インパクト後に左肩が上がってしまってブレーキがかかるような感じがあります。いままではあまり気にしてなかったけど、そう言われてみれば左肩がロックされちゃう感じはしますね。積極的に肩を回していかないとスムーズにヘッドが動かないような気がします。左手を下から握ればスムーズに肩が回しやすいというのもやってみればよく分かりました。肩がスッと回ってくれれば、ヘッドもスムーズが走ってくれますね。

これはアプローチのバリエーションのひとつとしていいかもしれないと思いました。ハンドファーストでカツッと打つときには左手は上から握るようにして、ヘッドを走らせてスッと打つときには左手を下から握るようにしてみるとか。最初にやったゆるゆるグリップでのアプローチには絶対に左手を下から握るほうが相性がいいので、試してみてください。

画像: (左)左手を上から握って振ると左肩が上がりブレーキがかかる。(右)左手を下から握ると左肩が回りヘッドがスムーズに走る

(左)左手を上から握って振ると左肩が上がりブレーキがかかる。(右)左手を下から握ると左肩が回りヘッドがスムーズに走る

最後に桑原克典プロの教えですが、これはフェースを開閉しながら打つという方法。シャットフェースでテークバックして、インパクトからフォローもシャットにクラブを使うと、クラブの動きが制限されてしまうのであまりよくないとのこと。僕もシャットフェースだとリーディングエッジが刺さりそうなイメージがあります。そこで、フェースを開きながらテークバックして、インパクトでは積極的にフェースをローテーションさせて打ちます。こうすることでヘッドがスムーズに動き、ボールをスッと拾ってくれるんです。

画像: フェースを開くようにテークバックして、フェースをローテーションさせながら打つとバウンスが滑ってミスになりにくい

フェースを開くようにテークバックして、フェースをローテーションさせながら打つとバウンスが滑ってミスになりにくい

これ、やってみると分かりますが、本当に気持ちよくヘッドが動いてくれて、バウンスも滑ってくれます。高い球にはなりませんが、少し低めの球でスピンもちゃんとかかります。最初はちょっと怖いかもしれませんが、慣れてくると意外とミスも少なく、上手く打てるようになると思います。しかし、短めのアプローチはちょっと難しいかな。やはりヘッドをターンさせるので思ったよりもボールが飛ぶので、最低でも7~8ヤードくらいの距離がないと僕には少し難しいかも。少しスピンがかかってからコロコロと転がるので、ちょっとランを使って寄せるアプローチによさそうだと思いました。

横田プロがビビッときたアプローチの打ち方をいくつか試しましたが、やっぱアプローチには正解ってのはないんだな~と思いました。いろんな打ち方を試してみて、自分がいちばんミスなく打てる打ち方を見つけるのがいいんじゃないでしょうか。

この記事には他にも横田プロがビビッときた教えや、横田プロの気づきが載っているので、気になる方は誌面でチェックしてみてください。

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