大手メーカーからニューモデルが投入され、強いプロたちも本格的に参戦してきて盛り上がる米ツアー。クラブ好きにはどのプロがどのクラブで勝つのか非常に興味深いところだが……

最新ドライバーの登場で「ステルスvsローグST」が注目されているが、2022年のUSPGAツアーでどのメーカーのクラブが強いのかというと、テーラーメイドでもキャロウェイでもなく、タイトリストなのである。タイトリストのクラブがどれだけ優勝に絡んでいるか、あのふたつの最新ドライバーのデビューとなった「セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ」から振り返ってみよう。
優勝したのはキャメロン・スミス、こちらはタイトリストと総合契約でドライバーは「TSi3」を使用、FWの「TSi2」をはじめ、ウェッジは最新の「ボーケイSM9」、アイアンからパター、ボールに至るまでオールタイトリストだ。

2戦目の「ソニーオープンインハワイ」、優勝したのは我らが松山英樹。松山はスリクソンのクラブじゃないか、と思うだろうが彼の14本の中にもタイトリストのクラブがある。そう、パターが「スコッティ・キャメロン」だ。

ちなみにこの試合でタイトリストはクラブとボール、すべてのカテゴリーで1位となる「SWEEP」なるタイトルがあるのだが、これを達成している。

画像: 2022年のオープニングマッチを制したタイトリスト総合契約のキャメロン・スミス(写真は2022年 セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ 撮影/Getty Images)

2022年のオープニングマッチを制したタイトリスト総合契約のキャメロン・スミス(写真は2022年 セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ 撮影/Getty Images) 

3戦目は「ザ・アメリカンエキスプレス」優勝したのはハドソン・スワッフォード。アイアンはPXGを使用しているがドライバーがあの「ステルス」だった。今度こそタイトリスト製のクラブはないかと思いきや、グリーン上で手に握られているのは……スコッティ・キャメロン、「ファントムX7.5proto」だった。
次戦「ファーマーズインシュランスオープン」でも記録は途切れない。優勝したルーク・リストは新しいボーケイウェッジ「SM9」を使用。
そして先週の「AT&Tペブルビーチプロアマ」。優勝したトム・ホジーはタイトリスト総合契約、さらに2位にはあのジョーダン・スピースが入り、ドライバー使用選手で1、2、3位フィニッシュを決めている。

じつは、このような状況は非常に多く、2020年も「テーラーメイドvsキャロウェイ」が注目され、「SIM」か?「MAVRIK」か? と言われていたなか、2020年の初戦を制したのはタイトリスト「TS3」を使うジャスティン・トーマスだった。

最新のテクノロジーを纏ったニューモデルが強いのか、使い慣れて究極のセッティングとなった熟成されたモデルが強いのか? プロの世界を違う視点から見てみるとクラブ選びのヒントが見つかるかもしれない。

画像: 米ツアーで高い使用率と勝率を誇るドライバー「TSi3」。日本でもアスリートゴルファーを中心に根強い人気だ

米ツアーで高い使用率と勝率を誇るドライバー「TSi3」。日本でもアスリートゴルファーを中心に根強い人気だ

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