中古ショップ巡りを習慣とし、つねに掘り出し物を探しているゴルフ業界人、通称「中古名器ハンター」。今回彼が見つけたのはブリヂストンのプロモデル中のプロモデル!

1997年の終わりに大看板選手のジャンボ尾崎との契約が終わり、「j’s」ブランドがなくなってしまうという大ピンチがブリヂストンに訪れます。その大きな穴を埋めたのが新しいブランド「ツアーステージ」でした。

「ツアーステージ」からはドライバーでいえば、多くのプロが使った「X500」や伊澤利光愛用の「V700」が有名です。

アイアンはというと、プロの名前を冠したシグネチャーモデル、丸山茂樹の「MR-23」、飯合肇の「55-HM」、湯原信光の「NB-32」など多くのモデルが登場して、日本のアスリートの胸を熱くときめかせてくれました。

その中でももっとも印象的なドライバーといっていいのがこの「ツアーステージ X-DRIVE703」です。

画像: ディープフェース、ディープバックのプロ好みの形状で強い球が打てる

ディープフェース、ディープバックのプロ好みの形状で強い球が打てる

後期の「ツアーステージ」は人気プロによるシグネチャー戦略をやめることとなりますが、思ったほど契約選手が活躍しなかったり、ヘッド形状などがアメリカナイズされたりとコンセプトがブレたこともあり、コアなブリヂストンファンが離れそうになることがありました。それを救ったといっても過言ではないドライバーがこのモデルです。

プロが好むディープフェース、ディープバック形状で強い球が打てる。日本人好みのコントロール性能が高そうな見ため、軟らかい打感、いま流行の大慣性モーメントのドライバーとは真逆とも言っていいコンセプトですが、ザ・日本のプロモデルを表現したようなこのモデルはブリヂストンファンの間では「大好きなブリヂストンのクラブが帰ってきた!」と人気となりました。

月刊ゴルフダイジェストの企画で、その年に発売されたドライバーの飛距離ナンバーワンを決める「D-1グランプリ」でも優勝を飾っています。

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