キャロウェイのツアーボール「クロムソフト」「クロムソフトX」「クロムソフトX LS」の2022年モデルをプロゴルファー・堀口宜篤がドライバー、7番アイアン、58度のウェッジでそれぞれ試打! データを取りつつ、スピン量や打感の違いを探った。

3月4日の発売予定日が間近に迫ってきたキャロウェイのツアーボール「クロムソフト」シリーズの2022年モデル。お馴染みの「クロムソフト」、「クロムソフトX」に加え、前作に当たる2021年モデルで追加された「クロムソフトX LS」も続投となっている。

画像: キャロウェイの2022年ニューボール「クロムソフト」(左)「クロムソフトX」(中)、「クロムソフトX LS」(右)。写真はいずれもアライメントライン「トリプル・トラック」入りのモデル

キャロウェイの2022年ニューボール「クロムソフト」(左)「クロムソフトX」(中)、「クロムソフトX LS」(右)。写真はいずれもアライメントライン「トリプル・トラック」入りのモデル

では2022年モデルの「クロムソフト」シリーズの性能は具体的にいかほどのものなのか。それを確かめるべく、プロゴルファー・堀口宜篤にドライバー、7番アイアン、ウェッジでそれぞれ試打してもらった。

試打で使用したクラブはテーラーメイド「ステルス プラスドライバー」(10.5度)、フォーティーン「TB-5フォージドアイアン」(7番、30度)、フォーティーン「RM4ウェッジ」(58度)の3本。なお、堀口の平均ヘッドスピードはドライバーで約46m/sとなっている。

ではさっそくドライバーでの試打データの平均値とインプレッションをまとめて見ていこう。

【堀口の「クロムソフト」のドライバー試打結果】
キャリー241ヤード トータル261ヤード 打ち出し角10.5度 ボール初速65.9m/s スピン量2932回転

【堀口の「クロムソフトX」のドライバー試打結果】
キャリー249ヤード トータル268ヤード 打ち出し角13.8度 ボール初速65.9m/s スピン量2531回転

【堀口の「クロムソフトX LS」のドライバー試打結果】
キャリー248ヤード トータル272ヤード 打ち出し角12.4度 ボール初速66.8m/s スピン量1938回転

「一番打感・打音に軟らかさを感じたのは『クロムソフト』で、スピン量も比較的入りやすいほうですね。対して『クロムソフトX』は打感や打音も含めて弾く感じがあり、全然印象が違いましたし、スピン量も若干抑えられています。『クロムソフトX LS』は、『クロムソフトX』と打感・打音は近いですが、LSと名に付くだけあって安定してよりスピン量が抑えられ2000回転を下回っています。実際、ランを含めたトータル飛距離では一番飛びましたね」(堀口、以下同)

続いて、打ったのは7番アイアン。こちらもまずは試打データから見ていこう。

【堀口の「クロムソフト」の7番アイアン試打結果】
キャリー168ヤード トータル179ヤード 打ち出し角18.2度 ボール初速52.5m/s スピン量5498回転

【堀口の「クロムソフトX」の7番アイアン試打結果】
キャリー163ヤード トータル175ヤード 打ち出し角18.5度 ボール初速51.5m/s スピン量5409回転

【堀口の「クロムソフトX LS」の7番アイアン試打結果】
キャリー172.5ヤード トータル185ヤード 打ち出し角17.1度 ボール初速52.7m/s スピン量5002回転

ドライバーとうって変わり、アイアンではスピン量的には『クロムソフトX LS』が約400回転ほど下回ってはいるものの、ほぼ横並びの結果に。打感については「『クロムソフト』が軟らかい打感、『クロムソフトX LS』がビシッとした打感なのはドライバー同様なのですが、アイアンに関してはクロムソフトXがドライバーを打った際の印象と異なり、思ったより柔らかいのが印象的でしたね」と堀口は言う。

では58度ウェッジでの試打結果も見てみよう。

【堀口の「クロムソフト」の58度ウェッジ試打結果】
キャリー88ヤード トータル93ヤード 打ち出し角31.3度 ボール初速34m/s スピン量9164回転

【堀口の「クロムソフトX」の58度ウェッジ試打結果】
キャリー94ヤード トータル99ヤード 打ち出し角30.5度 ボール初速35.8m/s スピン量9578回転

【堀口の「クロムソフトX LS」の58度ウェッジ試打結果】
キャリー85ヤード トータル89ヤード 打ち出し角30.6度 ボール初速32.5m/s スピン量10047回転

「ウェッジまで番手が下がると今回の試打で言えば、『クロムソフトX LS』が平均してもっともスピンが掛かる、という結果になりました。しかし打った印象としてはスピン性能は同等と言ったところでしょうか。打感で言うとクロムソフト>X>X LSの順で軟らかく、打感が硬くなるにつれ球の締まりというか、打ったときのシャキッとした感覚が強くなっていきましたね」

さて、全3モデルをひと通り打ち終えた堀口は「3モデルのセグメントがしっかりされていると感じました」という。

「全体的にもっともフィーリングがソフトなのが『クロムソフト』。対して『クロムソフトX』と『クロムソフトX LS』は弾きのある似た打感ですが、実際打ってみると『X LS』のほうがよりシャキッとした感触がある、といった差が感じられました。データから振り返ってみると、やはり顕著に差が表れたのはドライバーでの試打結果で、とくに『クロムソフトX LS』の低スピン性能は印象的でした。フィーリングはもちろんのこと、とくにドライバーでの性能に注目して選んでみてもいいかもしれませんね」

協力/PGST

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