もうすぐ桜の季節。沈滞する空気を吹き飛ばしてくれそうな期待感が桜にはあるけれど、そんな日本の桜を描き続けている中国水墨画の大家が、「桜芸術とゴルフのコラボで世の中を明るく楽しくしたい」と、桜芸術チャリティーコンペを立ち上げた。桜は多くの人たちを魅了するけれど、それがゴルフとコラボしたとき、どんな新しい力が生まれるのだろうか。期待が増すばかりだ。

芸術とスポーツのコラボで、社会を明るくする力を

中国吉林省で生まれ、中国独自の水墨芸術を学んでいた曹亜鋼さんが福岡で「曹亜鋼中国水墨画会」(現・曹亜鋼水墨芸術学院)を開校したのは1990年のこと。先年、創立以来30年を迎えたのを機に「曹亜鋼水墨芸術学院30周年記念展」を開催した。

「お陰様で大変なご好評をいただき、次はもっと人々を元気づけられるようなイベントができないかと思ったとき浮かんだのが、芸術とスポーツ(ゴルフ)とを融合させたら新しい力を生み出すことができるのでは、ということだった。西日本新聞社さんにも賛同いただき、同社関連の民生事業団を通じて恵まれない子どもたちへのチャリティーも実現したので、『曹亜鋼桜芸術チャリティーゴルフコンペ』としました」(曹さん)

画像: 中国と日本の技法を融合させた水墨画で独自の境地を開き、桜をモチーフにした作品が高く評価される曹亜鋼(そうあこう)氏。今回、「芸術とゴルフ」のコラボにチャレンジする

中国と日本の技法を融合させた水墨画で独自の境地を開き、桜をモチーフにした作品が高く評価される曹亜鋼(そうあこう)氏。今回、「芸術とゴルフ」のコラボにチャレンジする

コースは、桜で知られる福岡センチュリーゴルフ倶楽部(福岡県朝倉市)、開催日は3月22日。桜前線の接近に合わせての日程だ。(詳細は別掲参照)

中国と日本の技法の融合が生んだ
独自の水墨芸術の世界

曹さんが創作活動の拠点を日本に移すきっかけは、87年に日本画家の加山又造が中国を訪れたときに直接指導を受ける機会に恵まれたことだった。翌年に早速来日し、以来、中国と日本の技法を融合させた水墨画で独自の境地を開き、とりわけ日本の桜をモチーフにした作品は高く評価されている。傍ら、水墨芸術の指導にも力を入れ、福岡を中心に教え子は延べにして2500人以上にも上るという。

画像: 作品名「古都春色」。水墨画の概念を打ち砕く鮮やかな配色で見るものを楽しませてくれる

作品名「古都春色」。水墨画の概念を打ち砕く鮮やかな配色で見るものを楽しませてくれる

ーーそんな芸術家が、ゴルフとコラボする?
「実はゴルフが大好きなんです。最近は、絵を描いているかゴルフをしているかの日々。コロナ禍以前は、(日本の)冬にはアメリカや中国など温かい地域を求めて一年中プレーしていました。年に100日以上はゴルフ場でしたね」(曹さん)

かといって、決してキャリアが長いわけではない。始めたのは5年ほど前で、そのきっかけがまた面白い。コロナが流行する前まで、中国から多くの知り合いが曹さんを頼ってゴルフ旅行にやって来た。その度に曹さんは車で送り届け、プレーが終わるまで待っていたという。

「そんな退屈なことないでしょ。それで私も始めたんです。そうしたら一発でハマり、脱けられなくなってしまった」(曹さん)

桜とゴルフが秘めた
社会を明るくする力を引き出したい

ーー始めたのは約5年前といったら、もう60歳に近かった?

「そうです。だから、仲間に迷惑をかけてはいけないと猛練習した。その後丸4年くらいでハンディ11になり、平均80台で回れるようになった。そうすると、多少は余裕が出てきて『こんな楽しいことと芸術とを融合させたら、新しい世界が開けるんじゃないか、社会貢献もできるのでは』と思ったんです」(曹さん)

画像: 「今回の大会はスタートラインに立ったばかり、次回は関東でさらにグレードアップした大会を開催したい」と楽しそうに語ってくれた

「今回の大会はスタートラインに立ったばかり、次回は関東でさらにグレードアップした大会を開催したい」と楽しそうに語ってくれた

会場の福岡センチュリーGCは曹さんのホームコースのひとつだ。「春の桜、秋の紅葉の美しさは九州一と思っています。よく、スケッチにも訪れています」(曹さん)

コンペ当日クラブハウスには、代表作の『春の月』をはじめ、桜をテーマにした作品15点が展示される予定。ハウス内もコース上も桜が満開。“桜づくし”のコンペだ。女子プロも参加し、ショートホールでプロとのニアピン対決も予定されている。

「桜が咲くとともに、私の作品も咲く。そして参加された皆さんのゴルフも花開き、社会貢献にも花が咲く。芸術に触れながら多くの方に楽しんで欲しいですね。夏には東京でも開催し、ゆくゆくはもっともっと広げていきたいと思っています」(曹さん)

<主催> 曹亜鋼アートセンター
<後援> 西日本新聞社
<協賛> ㈱新谷酵素・㈱スーパーフードラボ・㈱テイコク製薬社・サンフォード㈱・
    ㈲マスダゴルフ・㈱ブシロードファイト・GOLF STUDIO OKIKOBALANCE・
    ㈱ CRIME OF ANGEL・智賀中医鍼養院・KATANA GOLF㈱・㈱コラントッテ・
    GEARmania・ペッツベスト少額短期保険㈱ (順不同)
<企画・運営> ACE Media㈱
<日時> 2022年3月22日(火)
<会場> 福岡センチュリーゴルフ倶楽部
    (福岡県朝倉市板屋1-1 ℡0946-24-1111)
<スタート> 午前8時30分 (1、6、10、15番ホール同時スタートのショットガン方式)
<プレー方法> ダブルペリア
<参加費> 14,500円(税込)
     (プレー代+昼食付12,500円 会費2,000円)
※会費は全額チャリティーとして寄付)
<イベント> プロとのニアピン対決(勝者には特別プレゼントを用意)
      参加予定選手:柳井紗奈・松永王花・小林海斗・井上沙紀・識西諭里・藤川玲奈
<募集人員> 160名(4名1組での参加も歓迎)
<募集締切> 3月15日(定員に達し次第締切)
<問い合わせ> 03-6435-8225

申し込みは、下記リンク先より

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