ゴルフを始めたばかりのビギナーにとって、スウィングについての疑問は尽きない。アマチュアへのレッスンのみならずコーチ育成にも携わる福田慈英プロに、ラフからショットする際の注意点を教えてもらおう。

ティーショットを曲げてしまい、セカンドショットがラフから、というシチュエーションは、とくにビギナーの場合は多いはず。

画像: ラフからのショットは、フェアウェイから打つ場合とどう違う?

ラフからのショットは、フェアウェイから打つ場合とどう違う?

ラフからのショットの場合はまずフェアウェイに脱出することが第一目標となるが、フェアウェイからのショットを打つ場合とスウィングはどう変わるのだろうか。福田は「まず夏か冬かでも違いますよ」という。

「冬の時期に関しては芝が枯れているため、ラフによる影響は少ないと言っていいです。スウィング自体もフェアウェイでのショットの際と、大きな差は生まれません。むしろ、芝が薄いぶん夏場や春、秋のベストシーズンと比べてボールが芝の上に乗って地面から少し浮いた状態になる度合いが少ないので、少しダフりやすくなる点に注意ですね」(福田、以下同)

対してもっともラフの影響が大きくなるのが、芝が生い茂る夏場の時期だ。

「当たり前といえば当たり前ですが、芝が伸びているぶんヘッドやフェースに絡みつきやすい状態になります。なので、とくにしっかりダウンブローに打つことができていない場合、フェアウェイから打つ際と同様にスウィングすると、芝の抵抗によって打ち負けやすいです」

打ち負けることで、スウィングの勢いが削がれて思ったより飛ばず脱出できない、という事態が起こってしまうという。これを防ぐためにスウィングをどう変えていけばいいのだろうか。福田に、おすすめのセットアップを教えてもらおう。

画像: 極端にクラブを短く握ろう

極端にクラブを短く握ろう

「まず番手選択ですが、ロフトが比較的寝ている番手、7番アイアンからPWの間のどれかがいいでしょう。そしてクラブは極端に短く握ってください。さらに、普段よりボールに対して近いポジションで構えましょう」

画像: 体とボールとの距離は通常通りに握った場合(左)よりも短め(右)

体とボールとの距離は通常通りに握った場合(左)よりも短め(右)

福田の教え通りに構えたら、あとはスリークウォーターの振り幅で上から打ち込むイメージで打ってみよう。

画像: スリークウォーター程度の振り幅で打ち込もう

スリークウォーター程度の振り幅で打ち込もう

「クラブを短く持って、さらにボールの近くに立つことで、力が入りやすくなり打ち負けにくくなります。注意点としては、あくまで振り幅はスリークウォーターであること。ラフに限らず、脱出やレイアップをする際にもフルスウィングはNGと覚えておいてください」

協力/COCO GOLFイオンモール八千代緑が丘店

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